見出し画像

豊かに生きるとは

熊野本宮大社や熊野古道で有名な和歌山県田辺市本宮町渡瀬にあるゲストハウス

『モドリゼノ宿』

に宿泊してきました。



ゲストハウス モドリゼノ宿
ところどころさりげない装飾が目を引く


ここは、京都ハンナリーズ時代にお世話になった北川さんがご家族で営まれるゲストハウス。
京都を離れてからはなかなかお会いする機会がなく、ずっとお会いして話したかったし、行ってみたいと思っていたゲストハウス。
素晴らしい体験でした。


鮎を焼いてくださる北川さん

ゲストハウスがある集落には全部で5軒。暮らしているのは北川さんファミリーだけ。
車で少し行けば商店などがある少し大きな集落に出ることができるものの、周囲に該当は少なく夜にはあたりは真っ暗です。
都心に暮らしていることと比べると、近くにコンビニがあるわけではないし、24時間のスーパーがあるわけでもない。
夜に遊びに出かけるところがあるわけではありません。
物質的にはある意味、貧しいのかもしれません(言葉が難しい、ほんとうは貧しいわけでは全然ない)
物質的には。


ゲストハウスに併設されているケアルーム このベッド懐かしい人多いはず
トレーナー時代の懐かしいバッグ 人やものを大切にする雄一さんの人柄が垣間見える

でもなんだろうか、
土鍋で北川さんが作った米を炊き、おすそ分けしていただいた鹿肉を食べ、これもおすそ分けしていただいた高菜の漬物を食べ、星空を見ながら家族で夕食をかこむ。
汲んできてくださる湧き水。どんなペットボトルの水より美味しい。


お水のボトル


風呂炊きをして、熱くなりすぎた風呂釜に水をそそぎ、かき混ぜ棒でかき混ぜて、家族が今順番に入浴しています。
父は力尽きて寝ています。

ふとこの文章を書いていると、
人は物質的な豊かさを手に入れると同時に、心の豊かさや研ぎ澄まされた感覚、人とのつながりを手放してきたんじゃないかと感じる


風呂炊きをして、薪をくべ、揺れる炎を見ていると、炎は決して一色ではなく、黒部分や青い部分もあることに気づく。
ボタン一つで風呂が沸く生活ではこんな気付きはない。

水がとっても美味しい。
米もきれいな水で育つからとても旨い。面倒で調整が難しいけど土鍋で炊くとごはんだけでご飯が進むくらい美味しい。

本当は人間ってこんな豊かな心を持っていたんだ
こんな豊かに暮らせるんだ

と気づいた夜でした。

夫婦

豊かさとはなにか
学びました。

おまけ

雄一さんと僕といえばこれ 逃げるレジー・ウォーレン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?