インフルエンサーの生存戦略から考える今後のあり方。
実は昨日こんなイベントがありました。
なんと二人合わせてTwitter40万のアカウントが今治にやってきました。
この二人が同時に登壇することももちろんレアですが、それがなんと今治で行われるという事実ですよ。
しかも、大島という小さな島。
素晴らしいですね。
それを企画して引き合わせたのが今治に住む一人の若者ブロガーです。
今治も捨てたもんじゃないということです。
そこで語られた内容は、今からどんな稼ぎ方をしていくかというもの。
今の世の中は、「お前は何者ななんだよ。」
「どんな特徴があるんだよ。」
「フォロワーすくねぇなぁwwww」
「なにか好きなこと見つけろよ。」
「なんかやれよ。」
というある意味同調圧力がSNS界隈ではびこっています。
それにみんなが必死で乗りかかっているわけです。
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ところがどうでしょう。
地方ってそんな感覚全くないんです。
はあちゅうってだれ?イケハヤって何してる人?という人がほとんどだと思います。
流行りのプロ〇〇なんて誰も名乗ってません。
ぼくもイケハヤさんはちょうど1年くらい前に初めて存在を知りました。Twitterもフォローしていません。はあちゅうさんも。
ただ、「こういう人がいる」ということは知っておいたほうがいいかなという感じはしています。
ある分野でのトッププレイヤーが、どんな方法でその位置に至ったのかを知っておくことはすごく大事なことだと思います。
違う世界の人だから、ネットは苦手だからという理由で避けるというのは得策ではないと思っています。
もちろん影響力というのは無視できませんし、あったほうがいいのは間違いありません。
ただ、数字が全てかというともちろんそうではないわけです。
そういったことをより深く掘り下げて言語化してくれた記事がぼくが尊敬する人のnoteで紹介されています。
すごくタイムリーな記事でさすがだなという印象ですが、まさに、インフルエンサーという個人は日に日に消費されているんです。
毎日有益なコンテンツって出せます?
無理ですよねそんなの。
だいたい言ってることは同じことの言い回しだったり、そもそも言ってることがずれてきていたりするわけです。
そうなると当然アウトプットは枯渇し、飽きがくるわけです。
もしくは「言ってること違うじゃねぇか!」ってなるわけです。
それが早いか遅いかの勝負で、既出のお二人はモンスター級のアウトプットを誇るため、今もなおこの位置をキープし続けているわけです。
*
ただ。
今回の講演でもあったように、お二人とも次の戦略を考えているわけです。
次は自分自身がプレイヤーになることではなく、プロデューサーになることです。
だからこそしきりにオンラインサロンという言葉を口にし、次のステージに行こうとしています。
これを「情弱ビジネス」や「信者ビジネス」などと揶揄する人もいますが、この職業を選らんだ方の決死の生存戦略なわけです。
彼らを踏み台にしてさらに上に行く人ももしかしたら現れるかもしれませんが、かなりレアケースです。
もしかしたら現れないかもしれません。
それを、30歳を少し過ぎた二人がやっているわけです。
ここでふと思いますよね。
「選手寿命短すぎません?」
今やスポーツの世界でもサッカーだと35歳くらいまで普通にやるし、野球だと40歳くらい。
他のスポーツはもっと長いものもあったりします。
こんな選手生命短いところに今から飛び込む勇気があることがすごい。
「今からでも遅くない!」
もちろんそうですが、今飛び込み始めた人がいる一方で、それをもう引退しようという人がいるわけです。
なんかすごい構図ですよね。
それが10年とか20年じゃなくて、3年とか5年単位とかで起こっているわけです。
もちろん同時にいろんなことを進めることで、リスクヘッジになるし、ピポッドしやすくなるはずです。
それが、彼らの場合はオンラインサロンというマネタイズポイントを見つけたわけです。
素晴らしいですよね。
時代の波を嗅ぎ分けて、それにしっかり乗り切るそのセンス。
それが彼らのストロングポイントなんだと思います。
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ここでもう一度問いたい。
この荒波に今から飛び込みたいですか。
ぼくの感覚では、オンラインに傾きすぎたこの流れは、オフラインに向かってきていると思っています。
オンラインサロンの流れがきているといっても、金融系以外のオンラインサロンのメインはオーナーを含めた、近い考えの人と会うこと。
つまり他者とのオフラインでのつながりなわけです。
Webライターが実店舗を運営したり、講演をしたり。
Webは飛び道具の代表格ですが、そのトップを走る人たちでさえこういった地方に足を運んで泥臭く地道に草の根活動をしているわけです。
流れが揺り戻してきいるように感じます。
そもそも、今治のような地方は、揺れてさえいないような気がしますが。
岡山さんのいう「ドア型人間」。
ぼくは観光も、スポットではなく今後「人」に向かっていくと思っています。
そこにいる「誰か」に会いに行き、その「ついで」に一緒に観光地を巡る。
あくまでメインはその「人」に会うこと。
属人的な観光のあり方が今後の流れだと思っています。
今回のイベントも、お2人とも根っこではその今治に住む若者に会いに来てました
これについては、友人知人レベルの個人でもありますし、どこどこのホテルの従業員さんの対応がよかったとか、〇〇さんの思想が好きで、その運営するホテルだからとか。
場所というよりは人によっていくのかなと感じています。
じゃあその解決策がフォロワーを増やすことかといえば、それもまた違う。
すごいことすればフォロワーなんてまさに勝手に「フォロー」してくれるわけです。
もっと地道に泥臭く地に足つけてやるほうが今はいいポジションが取れるんじゃないかという話です。
ぼくも地道にゲストともめっちゃ長いこと夜な夜な話したり、カフェに入ってる時にはゆっくりお客さんと話したりお子さんと遊んだり。
Webで顔の見えない数字を追っかけるよりもそっちのほうが断然楽しいんですけどね。
やっぱり今後はぼくを目指して今治に来てくれる人が増えればいいなと。
そのためには、もっと面白いことをいっぱい企画して実行して。
みんなのプラットフォームになれればいいなと、心から思っています。
今週末から東京です。
打ち合わせが3件ほどあるので、非常に楽しみです。
またいろんな人と会って、いろんなことを吸収して、いろんな化学反応を起こしていきたいと思います。
愛媛県は今治市でいろんなことをチャレンジ中です。 ご興味のある方や、応援してもいいかなと思う方はぜひポチッとしていただければ幸いです。 よろしくお願いします。