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人生を変えたもの

なんだか壮大タイトルだけど
中身は非常に薄い
ブラックコーヒーなんだけど、お湯で薄めに作ってるくらい
もしくは、サガミのコンドームくらい薄い
あとはクラスの中のわたしの立ち位置くらい薄い

物は単純、漫画だ。
それも特定の漫画。
知ってるかな?シャーマンキング

知ってるけど読んでないって人は多いかも
もしくは読んでたけど、微妙だったって人も少なくないかな
あれがわたしが人生で一番初めに集めだした漫画

はじめから知ってたわけじゃなくて
友達の家にあった日に焼けて茶色く変色してた
1巻と2巻
今思えばなんであんなに日に焼けてぼろぼろだったのかもわからないし
当時10巻くらいまでは出てたんじゃないかな?
その中でなぜか2冊だけあった謎
とにかくそれを読んで、友達がいらないからってくれた記憶がある
もしくは超絶安く売ってもらったか
なにかのおもちゃと交換したか
そのきっかけは覚えてないけど、日に焼けたぼろぼろの漫画を持ち帰って
読んだ記憶はある

正直、人におすすめできる漫画ではないと思う
終わり方が残念だし、途中から機械や車が書きたかったのか
そんなんばっかりになるし
大前提がシャーマンという、あの世とこの世をつなぐ人間が、
霊の力を借りてバトルをしていくバトル漫画
そのおかげが、死んだ奴が生き返ってきちゃう
これは賛否あると思うけど、死んだ奴が生き返りだしたら
なんか話が一気につまらなくなってしまう感じがして、わたしはあまり好きでない

だから今でもワンピースのエースは生き返らないで欲しいと思う

そんないいことがなさそうな漫画のどこに人生を変えるほどの力があったのかというと
主人公がもうそれはそれはゆるい
せかせかしてない
自分の時間を生きてる
超マイペースでおおらか

その人間性に惚れた
当時小学校高学年か中学1年くらいだった
いわゆる多感な時期、まわりになんとか嫌われないように
多方面に波風たてて、いじめられたりしないように
気を張りながら生きてた、ような気がする
そんな中、漫画の主人公はへらへら笑ってた
そんな小さいことを気にしてもしかたねぇって
なんとかなるだろって

えーーーーーーーーーーまじでそんな生き方あるんだと
衝撃を受けて、速攻その考え方を取り入れた
極限までゆるく
なにも考えずに、常にのほほんと笑いながら
なんとかなるを座右の銘にした
なんなら笑い方もウェッヘッヘって言ってた
あ、これはただの黒歴史

それが今現時点でも生き残ってる
良かったのか、悪かったのかは未だにわからないけど
それでもなんだかすごく楽になった気はする
考えてもどうしようもない事は考えなくなったし
余裕があるように見える、らしい。

あの漫画から得られるのは、そういった生き方もあるよっていう教訓
各キャラクターが立っていて、どのキャラも愛らしい
個性がちゃんとあって、背景があって
未だに大好きな漫画

終わり方とか、話の流れ的なものは
好みがあるだろうから、一概に勧められないんだけれど
それでも一度読んでみて、その人間性に触れて欲しいなとは思う

という箸にも棒にも掛からないようなうっすい話
なんだか誰かに喋りたくなった

うぇっへっへ、まぁそんな日もあるさね



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