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平常時軟着陸のプロセス

緊急事態宣言から通常運行へどう移行するか。

4月末に方針が出るらしいけれども、それを待ってから決めるのでは遅すぎる。一連の対応で分かったのは「日本政府は良くも悪くも民意を尊重する(科学的データよりも)」「日本政府は権力の暴走を抑える民主主義的な機能が非常に強力に機能している」ということなどなど。それらを踏まえて予め、対応を考えておきたい。

今後の予想

パターン1. 5月6日をもって緊急事態宣言解除。7日から全て自粛要請など一切なく通常運行へ。

パターン2. 5月6日をもって緊急事態宣言解除。以降は自粛要請などがずるずる続く。

パターン3. 5月7日以降も緊急事態宣言続行し、その後に自粛要請に移行。

パターン1.ならすぐもと通りにすれば良いのだろうけれども、これは現実的ではないだろう。だからパターン2.とパターン3を踏まえて考えておくのが良いと思われる

すると必要になる対応が「緊急事態宣言続行中」と「自粛要請期間中」の2種類。

自粛要請期間を宣言解除直後の緊急性の高い期間「ハードモード」と、そうでもない期間「イージーモード」の2通りに分けることができる。

軟着陸の3ステップ

だから通常モードに軟着陸するには次の3つのステップを踏む可能性が高い。

「緊急事態宣言下運行」

「自粛要請期間(ハードモード)」

「自粛要請期間(イージーモード)」

「自粛要請期間(ハードモード)」は「緊急事態宣言を解除したものの、それによる再び感染者が増加するのを警戒して強めの自粛要請が続く期間」。おそらく「三密」や手洗いうがい、マスク着用などを推奨した上での飲食店22時頃まで営業してOK、週末の不要不急の外出自粛要請などではないだろうか。行政としてはおそらく「国民の皆様方のお陰をもって一定の感染抑止に成功しているが、まだまだ予断を許さない状況です」とか言う。

「自粛要請期間(イージーモード)」は「通常モードへの移行を視野に入れて自粛要請を解除するタイミングを探っている期間」と言える。…こちらは政府からの自粛要請内容自体はハードモードとほとんど変わりないが、トーンが和らいだ感じ。行政としてはおそらく「国民の皆様方のお陰をもって感染抑止の効果が出ており、油断はできないものの封じ込めに成功しつつある」とか言う。

予想としては緊急事態宣言が解除されたあと、2週間ほど「自粛要請期間(ハードモード)」となり、その後「自粛要請期間(イージーモード)」がずるずる続くのではないだろうかと思う。

もし緊急事態宣言の解除後に感染者数が一気に増え、かつそのことを大げさにメディアが報じるようなことがあれば、ハードモード→緊急事態宣言、イージーモード→ハードモードといったように、緊急度の高い段階に戻ることもあるだろう。その時は、その段階に応じた対応に戻ることになる。

ここに含まれていないもう一つの可能性としては「緊急事態宣言状態の強化」だ。可能性としては低いと思うが、ワイドショーにガンガン恐怖を煽られた民衆が政府に熱烈な要望を出したりしたらありえなくはないだろう。累計人数をみて「感染者が増え続けてるが政府は何をしているのか!」なんて騒ぐ人もいるだろうし。

ただ「外出したら逮捕」とか「罰金刑」みたいな法的強制力を持つようなことにはならないはずだ。そういう権力の強権を現行憲法が強力に拘束しているから。他の国のような強権発動ができないのは、日本が法的にがっちり守られた民主主義国家だからだ。だから「自粛要請」以上の拘束力を持つことができない。だから、対応も現行の緊急事態宣言下モードのままで差し支えないだろう。

移行の内容

移行については徐々にオンラインからリアルへとシフトすることになるだろう。飲食店ならテイクアウトから店舗営業へと軸足を移すことになる。ただ自粛期間に始めた新サービスは何らかの形で継続することになるだろう。新たにテイクアウトを始めた店はテイクアウトを継続しつつ、店舗営業を再開することになるんじゃないだろうか。

格闘技ジムならオンラインクラスや教材を引き続き充実させながら、リアルクラスを再開することになるだろう。

だから「完全に元通り」というのはあまり現実的ではない。緊急事態宣言下の騒ぎで身につけた新たなスキルとノウハウを継承した、新たな形での軟着陸になるはずだ。

withCovitとかafterCovitとか言われてるけど、まず言えるのはリモートとリアルの同時進行だろう。それまでリアルで行われていたことの何割かはリモートにシフトする。あるいはリアルにリモートがプラスされる。オフィスワーカーなどは仕事の総量が基本的に変わらないままリアル業務の何割かがリモートにシフトする。それによって浮いたリソース(移動の時間や費用など)がより生産的なこと、あるいは自己投資へと振り分けられるだろう。飲食店などは通常の店舗営業にそのままテイクアウト業務がプラスされる形になるのではないだろうか。

システマ東京としてはリアルクラスを再開したとしても、zoomクラスは何らかの形で継続する予定だ。夜のリアルクラスを再開しつつ、どんな形態でzoomクラスを継続するかということになる。要はどんなスケジュールでやるか、ということだ。当初は緊急事態宣言期間内限定のつもりで始めたお昼のプッシュアップタイムですが、これは解除後も続けようかと思ってます。ぜひご参加ください。

何が起きてもプッシュアップしてれば万全です。

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