noteで学べるシステマ講座特別編 創始者との対話Vol.6「善い人であるには」後編

創始者との対話Vol.6「良い人であるには」20200719配信のテキスト版

前編はこちら

注）本編には宗教的な思想にかなり踏み込んだ内容が含まれています。そのような内容に抵抗のない方のみお読みください。

炎のコントロール

システマのトレーニングで炎をコントロールするできるようになるには、どのようなことに注意すればいいでしょうか。

炎は思考からやって来ます。もっとも大事なのは思考です。思考はもっとも大きな筋肉をすぐに支配してしまいます。もちろん自分の思考から自分を守る術はありません。どんどん押し寄せて来る思考と戦う必要があるのです。子どもの頃を覚えていますか？　暗闇や家で一人取り残されて恐怖を感じた時、あなたはどうしたでしょうか。お母さんやお父さんのもとに駆け寄って「パパ、ママ、怖いの！」と抱きついたでしょう。私たちは皆等しく、天に父つまり神がいます。永遠の魂を与えられた、空の父です。もし恐怖を感じたら神に「ご加護を！」と助けを求めることができます。実際に助けてくれるのです。私たちに神を与えてくれた聖母に助けを求めてもよいです。「神の母よ、ご加護を！」と。すると、すべては良くなります。恐怖がなくなります。システマを学んでいる人はみな、庇護を受けています。みなさん守られているのです。もう一度、システマの旗を見てください。あのエンブレムは、イリヤ・ムーロメツのイコンからできています。ロシアにはその名を持つ不敗の戦士がいました。彼は私たちの正教の聖人です。みなさんも彼に「聖人イリヤ・ムーロメツ、ご加護を！」と祈ることができます。彼もみなさんを救ってくれるでしょう。なぜならみなさんはシステマを学んでいて、彼の庇護を受けているからです。お答えしました。炎がみなさんの中で燃えませんように。

創造物の神と被造物の神