マガジンのカバー画像

A logical dedication

233
北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

野郎を一人でスーパーに野放しにするとやることと言えば

野郎を一人でスーパーに野放しにするとやることと言えば

今日から家族が5週間海外へ。

もちろん娘に学校は休ませて。

来年から受験だし、その後もなにかと忙しいだろうから、思い切り見聞を広げてもらおうという意味もこめて。みんなと同じ勉強よりも、みんながしてない経験を。

で、僕は一人残される。

もうこんなことを7年も繰り返しているので、ぼちぼちやることが決まってくる。

最初の頃はいろいろ外食して飲み歩いていたけれども、ぼちぼちめぼしいところは行き尽

もっとみる
ビールはうまいがぐったりとくる

ビールはうまいがぐったりとくる

タイトルのままのことを、エドガーが言っていた。

エドガーとは別にケイシーとかではなく、ただの友達。

彼は酒飲みだけどビールは避ける。なぜなら「ぐったりする」から。

だからワインやウォッカのほうが酔っ払うけど、ぐったりしないからいいのだと。

聞いた時は「なに言ってんだろうなあ」と思ってたのだけど、なんか最近そんな感じがする。

最近はストロング9とかそういう安く酔えるお酒が増えているけど、そ

もっとみる
好きなことだけじゃ生きていけないなんて言われても

好きなことだけじゃ生きていけないなんて言われても

最近の自己啓発系ビジネス本にある傾向の一つ。

「好きなことをとことん突き詰めろ」というもの。するとそれがビジネスになるという。

そしてその反論。「いやいや、世の中そんなあまいもんじゃないよ」

僕は好きなことを突き詰めるしかなかったし、今もこれからもそうせざるを得ない。だからレベルはおいといて前者の側に含まれることになる。

その観点からすると、好きなことをとことん突き詰めれば、それはやはり何

もっとみる
もしかしたら少子高齢化の原因はおれかも知れない。

もしかしたら少子高齢化の原因はおれかも知れない。

少子高齢社会だ。

これからどんどん少子高齢化が進む。

ってか変な話よね。なぜ子どもが減るのか。これだけ安全で、天敵もおらず、食も満ちているのに個体数が減る生物なんて、人間くらいじゃないの。

そもそも不思議な話なので、なんでこんなんなっちゃってるのかって考えてみたら、お父さんがいけないんじゃないかと。

お父さんがなにかしでかしたとかそういうのではなくて、そもそもお父さんという概念自体が元凶な

もっとみる
鳥の歌が聞こえているか

鳥の歌が聞こえているか

僕の好きな本に「鳥の歌」がある。稀代のチェロ奏者パブロ・カザルスの言行録だ。

その中に収められているエピソードで特にお気に入りなのがある。

ある若手演奏家が、カザルスに自分の演奏を聞いてもらったという。

それを聴いたカザルスは絶賛した。

喜んだ演奏家、自信たっぷりでコンクールに出たがその評価は散々だったらしい。

それからしばらくたって。10年くらいだったっけ。

演奏家がカザルスに会った

もっとみる

早く読める本、読めない本

僕は本を読むスピードが遅め。

子供とマンガを読んでても、先に読み終えられてしまうくらい。

あと普段、慣れない分野の入門書を読むのが多いので、どうしても遅くなる。知っている分野なら多少高度な内容でもサクサク読めるけど、慣れない分野だとかなり噛み砕いてあるはずの入門書でもかなり手こずる。

これはたぶん、頭のエクササイズ。

腑に落ちない、わからない、そういうストレスは脳神経への負荷。

これは筋

もっとみる
梅雨景色の謎

梅雨景色の謎

梅雨の時期の写真が好きだ。

雨に濡れた花とか葉っぱとかカエルとか。そういう自然物に限らず、町並みとか路面とか、ブロック塀すら良い気がする。

雨に濡れてるってのがいいのだろう。水滴の輝きやら、アスファルトに水が染みたコントラストやら。そういうのが街の景色を一変させる。日光が控えめなのも良い。おかげで水滴やシミが生み出す繊細な濃淡が際立つ。

梅雨の写真が綺麗にみえるのは、水がもたらす複雑な陰影が

もっとみる
なぜそこで斜行するのか

なぜそこで斜行するのか

僕は自転車移動が多い。

自転車は軽車両扱いだから「原則」車道を走ることになる。

でもあくまでも「原則」だ。そもそもママチャリで車道を走るのはとても危ない。路駐でもあれば車道の中ほどまで車線変更しなくてはいけないから。

コンビニ前などは搬入用トラックの路駐がとても多いので、必然的に歩道を走ることになる。

あくまでも歩行者優先で行くのだけど、やむを得ずベルを鳴らすことがある。でも原則、車道を走

もっとみる
青は暖色である

青は暖色である

最強の暖色。それは青である。赤でもオレンジでもない。

好きな色は青。

青の中でも群青色がいい。夕暮れの赤みが失せて、ほんのり地平線を照らす陽光と夜空が混じり合って生まれる群青色。黄昏時は太陽が沈みきって地平線の下から陽光がにじみ出るくらいの頃合いが良い。南半球の皆さんが、日の出の光で目覚める頃合い。子どもならなんだか意味なく悲しく切なくなって泣いてしまう黄昏時を少しすぎた頃合いが狙いどきだ。

もっとみる
最近自分の舌が信じられない

最近自分の舌が信じられない

火曜日にクラスをやっている麻布・六本木エリアにはレジェンダブルなラーメン屋がひしめく。

東京に博多ラーメンが上陸したはしり「赤のれん」や「五行」「かおたんラーメン」などなど。

だけど僕が見つけてしまった店は、こうしたガイドブックに一切掲載されることはない。ふらりと入って、手頃な値段だからというだけの理由でまったく期待せずに食したここのラーメンにすっかり心を奪われてしまった。

正直に言えば、五

もっとみる
メールがメールになってない

メールがメールになってない

メールがメールになってない。

最近よく思う。要は届かない。送っても届いてない。

僕もたまに受信に気づいてないことがあるようだ。人に指摘されて気づく。

迷惑メールやフィルタリングのせいなんだろうけれども、これだけ届かないとメールがメールの体をなしているとは言い難い。特に先方のITリテラシーが低めで、いまだにdocomoやezwebアドレスをメインで使い、迷惑メール設定ができなかったりするともう

もっとみる
いま欲しいもの

いま欲しいもの

僕はあまり物欲が強い方ではなく。

誕生日なんかで「なにか欲しいものある?」と聞かれても、「うーん」と悩んだ末に実用品を頼むことが多い。後は本とか。それよりも「やってみたい」ことにお金を出している気がする。

最近欲しいのは、保育園とか幼稚園とか。

前々からこういう教育施設でシステマやりたいなーと思ってたのだけど、一向にオーダーがない。だから自分でもってしまった方が早い気がしてきた。システマ的観

もっとみる
ベリー・ベスト・オブ・文明の利器

ベリー・ベスト・オブ・文明の利器

文明の利器は数知れない。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機といったかつての3種の神器。自動車、携帯電話、インターネット、GPS、ヒートテック、はやぶさ2、量子コンピュータなど、いまなお文明の利器は続々と産声をあげている。

その中でベスト・オブ・文明の利器を挙げるなら、なにか。

僕は断然、鍋を挙げたい。

服部幸應監修のGEO鍋である。我が家にはある人から譲り受けたGEO鍋が一つあるのだけど、この性能が

もっとみる
ゴーヤと第一次産業

ゴーヤと第一次産業

第一次産業はえらい。
無から生み出すから。その意味で士農工商は正しい。農民がいなければ他は成り立たないから。
でも僕が第一次産業につくならなんだろう。インドア派な自分でもやりたい気がするもの。
狩猟がいい。

罠とか鉄砲とかで獲物仕留めるの憧れる。獲物さばいてジビエ振る舞うのとか、カッコイイよね。

たまに木の実やキノコつんだりして。
山の中独力で生きられるってすごいと思うけど、そういうのに全く触

もっとみる