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打撲

先週できた打撲の跡が痒くなってきた。

ばたばた働くのでよく手足をぶつける。       職場が狭くてごちゃごちゃしていて、ぶつけるのは日常茶飯事だ。
なんならどんどんぶつけて早く仕事をこなしたい。
ぶつけないように気をつけて業務が滞るなら、どんどんぶつけていきたい。

今回は無駄に多い引き出しの取手に大腿部を思いっきりぶつけた。ぎゅいんと身体が跳ね返るぐらいの衝撃だったが、少し痛みを噛み締めた後すぐに仕事に取りかかった。

さすがに大きな青アザが出来てこんもりと腫れてきたのでドラッグストアに行った。
湿布にかぶれたことがあるので塗り薬を探した。パッケージにはうちみ、ねんざなどと大きく書いてあるが、打撲の文字を見つけるのに少し時間がかかった。商品棚の位置的にもしゃがみこまなければいけなかった。けっこうな時間迷っていると店員さんが声を掛けてくれた。打撲と説明すると、『誰が使うんですか?』と聞かれた。は?自分だけど。自分に決まってるけど。と思ったが、黒づくめの服装にキャップにマスク姿だった自分を省みて、わたし怪しい?虐待とかしてそう?と焦って『わたしです。ここぶつけちゃって腫れてるんですよね!』と答えた。大袈裟に足をさすったのが余計怪しくみえたのかもしれないが、一応目を合わせてにっこりしてみた。今考えるとそれが一番怪しかった。
それならこれをとPB商品を薦めてくれた。普段はNB派なのだが、にっこりしたまま受け取った。

その塗り薬は2日ぐらいしか塗らなかった。
毎日塗っていたら治りはもっと早かったかもしれない。
とりあえず色も薄くなってきたし痒くなってきたので順調に回復に向かっているんだと思う。

気づくと腕の外側の見えづらい場所にも同じくらい薄くなっている打撲の跡があった。
今日ぶつけてみてどの動きでどこにぶつけたのかが分かった。

学習しよう。                   ぶつけてなんぼと思うのはやめよう。


考えている。


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