スケートボードという魔法の絨毯1

こんにちはやりたです。

今日は10年以上乗っているスケートボードについて書きたいと思います。

スケートボードとの最初の出会いは小学校時代、兄がクリスマスプレゼントで貰っていたおもちゃのスケートボードを僕も借りて乗ったのが最初でした。
当時スケートボードといったら不良の遊びのイメージ。悪いものに憧れがあった僕は、ワクワクしながら乗ってみたのをほんのり覚えてる。

初めて乗った感覚は不快。
なぜかと言うと、全然漕いでも進まない...
自転車のように漕いだら漕いだだけ、走るよりも早く進むことの出来るイメージしかなかったからだ。とても気持ちの良いものではなかった。
だから、急な下り坂で乗ったらスピードも出て気持ちいいのではないかと思い、近くの下り坂の道路に繰り出した。
結果は惨敗...
ゆっくりと加速していくスケートボードに僕は置いていかれ、ずるっと後ろへひっくり返った...(スケート業界ではまくられると言います)
確か、お尻を打撲した程度だった気がするが、激痛だったことは間違いない。
そこで、僕とスケートボードはしばらくお別れすることになる。

中学時代は、スキー部に所属していた。
スキー部と聞いてあまりピンとこない人もいると思うが、僕の実家は豪雪地帯なので、スキー部は普通のことだ。
すごく厳しい練習、上下関係、理解できないコーチの性格、坊主の強要などですっかりスキーの事は嫌いになった。
楽しい事ももちろんあったが、とても辛い時期だった。

時は流れて高校入学、僕は高校デビューを失敗、人見知りが原因で友達は1人もできず、とりあえず陸上に入部した。
そこで、出会ったのが僕の人生を変えてくれたといつまでも過言ではない師匠(先輩)だった。
その師匠はカッコよく制服を着崩し、ものすごくおしゃれだった。しかも、陸上部の部長をし福生徒会長。
僕がなりたかった姿そのものだった。
家が近くで、スキーを昔からのしていたという所が共通点で話は盛り上がり、よく2人で帰る仲になった。
おしゃれでカッコよく、みんなの人気者そんな人と一緒にいれることがとても誇りだったし、楽しかった。友達はいないが師匠に会うことが、僕の学校へ通う理由になった。
そんな師匠が、ある日の通学中スケートボードを持っていた。
当時スケートボードをしている人なんて、めちゃくちゃ珍しい時代。
オリンピック種目になる10年前なので、どんな事をするかも想像さえできない程だ。
僕はおしゃれで持っているんだと思っていたが違った。僕は昼休み、部室の前で先輩に呼び出されスケートボードの技を初めて披露された。
パンっと木の板が弾かれ、足と離れているはずの板がピッタリとくっついたままジャンプした。
まるで魔法だ…


つづく

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