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福井大学の現代文【大学入試現代文analyze㉔】

〇北陸・新潟シリーズ第四弾!

これまでの分析

〇福井大学の国語の特徴

現代文+古文+漢文の三題構成である。
設問構成は後述するが、最後に200字記述があり、他は記述(2行ぐらい)と空欄補充となっている。

最後の記述以外の構成は年度によってランダムである。

やはり、北陸地方の国立大学は年度によって設問の傾向にばらつきがあるのだろうか。(知らんけど)

〇文章についての分析

<文種> 哲学系?
2020-2021は人文学系統、2022-2023は現代社会系だが、基本的には哲学に接続するような文章が多い印象だ。

<分量> やや少なめ~標準的
文章量はやや少なめ。内容も含めて読むことに苦労することはない……と思う。


〇設問についての分析

・200字記述について

2022年以外は定義語換言と分類しているが、実際は結論部分を中心とした要約に近い問題が出題されている。設問条件が細かいのでそれを読み、守りながら書いていけばいいだろう。
2022年は本文を踏まえた自分自身の意見を書いていく問題。静岡大学で同様の出題がされている。ただし、2022年以外はあまり出題されていないので、今後どうなるかはわからない。これも同様に設問指示を守って書いていくことが求められる。

・その他の記述問題について

理由説明問題の出題が多い。換言問題に比べて理由説明問題は「おお外し」がありうる。
傍線部が結果となるのでその原因となる内容を本文中から根拠として探してくることを確実にできるか。

〇対策法

・想定時間配分

試験時間:100分
想定時間配分
現代文(大問1)45~50分
古文漢文(大問2・3)50~55分

大問3つで100分なので分量は標準的と言える。
現代文は問題数もまあまあ多いので半分ぐらいの時間を使う想定でいいだろう。

・タテ?ヨコ?

評論はタテ過去問を古い年度まで掘り下げて実施)がおすすめ。

以上です。
次回は関西大学の分析です。

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