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【東進】中学生向け講座とテスト〜学校の教科書のすばらしさについて

◇中学の教科書

東進で中学生向けの講座の担当依頼があったのは昨年末のこと。

元々、早稲田アカデミーで高校受験を長く担当していて、ということも念頭に置いたのかは分からないが、そこら辺も加味されての起用なのかな?とは思っていた。

しかし、高校受験を長く担当していた、とはいえ対象にしていたのは世間一般の考える最上位よりもさらに最上位だ
早慶附属高校を志望する中学生をメインターゲットにしていた時期が1番長いが、最後は筑波大附属駒場、開成高校向けのクラスや特別講座しか持っていなかった。

そして、そこら辺の最上位を目指して入ってくる生徒達の多くは口を揃えて言っていた。

「学校の教科書は意味が無い」
「学校の授業はつまらない」

この仕事を再開したての28-29ぐらいの頃は「裏を返せば自分の授業は面白いということかな」と思い、嬉しくもあったが、それなりにキャリアを積む上でその発言に疑問を抱くようになった。

教科書はダメなものなのか?
学校の授業はダメなのか??

むしろ、教科書内容を上手く理解できていない生徒が多いのではないのか???

というものである。
結局その疑問を解消する機会もなく、高校受験指導を離れてしまったわけだ。業務から離れると問題意識も薄れてしまう。

しかし、この度東進オンライン学校中学部の中学二年生を担当するにあたり、教科書を確認することとなった。詳細は後述する。

疑問は解消された。

教科書内容は素晴らしいということだ。

選択されている文章はもちろん、文章を読むに当たって押さえるべき作業もしっかりと記述されている

筑駒、開成、早慶附属対策の授業で伝えてきたことの多くは学校の教科書の中に書かれていた。その教えた内容でそれぞれの合格実績が日本一の塾の中でも高い合格実績が出たんだから、学校の教科書の有用性の高さが分かるだろう。

と、なるとその教科書を使った上でなぜ先述のような生徒達の感想が出てくるのか、という問題が浮かぶのだが、ここでは詳述を避ける。これはもちろん学校の先生方の力量の問題ではない。教員という職業と職場環境を巡る問題というべきだろう。

ひとまずまとめよう。

学校の教科書をしっかり理解することは高校受験、ひいては大学受験にまで有効な勉強だと言い切ることができる。

◇東進オンライン学校中学部について

※以下は宣伝を含む。

その上で、東進オンライン学校中学部である。

コロナ禍の中学生の学習をサポートする形でまずは英数から始まった講座が、今年から国語、理科、社会もスタートした。

国語は「定期テストの勉強」すなわち学校の教科書の勉強を軸にした講座になっている

もちろんそれは定期テストの点数をとるためでもあるが、その先の高校受験につながる学力の養成にも目を向けている

ちょうど中間テストが終わったぐらいだろう。上手く勉強が出来ていない中学生はぜひとも始めてみてほしい。確実に「変わる」よ

◇全国統一中学生テスト

そして、テストだ。

高校受験で全国規模で実施される試験は少ない。そのひとつが全国統一中学生テストである

このテスト、「基礎」「標準」「難関」に問題が分かれているから、自分の弱点の発見がしやすいのも特徴だ。

テストだからもちろん高得点を狙ってほしいのだが、それ以上に自分が何が弱いかを発見する機会にしてほしいんだよな

それが分かれば夏期講習等にもただ「行かされる」状態から脱することが出来るじゃない。そういう主体性を持つことができるテストにして欲しい。

ちなみにこちらも中1中2の解説授業を担当している。色々役立つ話もしたから、ぜひとも受けてくれよな。

ちなみにインターネット申し込みは5/25(木)まで。お早めにどうぞ。


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