最近タバコが気になっているという話

タイトルの通り。最近なんだか気になりだしている。理由は明白で、喫煙解禁年齢である20歳まで1年を切ったこと。そんなわけで、人生初noteはタバコについて書くよ~ん。


いきなり脱線するけど

もう19なの普通にヤバい。あと1年で20歳じゃん。18で成人の時代ではあるけど、法律がどう言おうが僕にとって(というか日本人にとって)「成年」といえばやっぱり20なわけで、依然としてインパクトの強い歳であり続けている。自分があと10ヶ月ほどでその歳になるの意味分かんない。3歳ごろの記憶とかまだ残ってるのに僕が20歳になるわけないだろ。
んで、そんな速度で進むなら爆速で人生終わるじゃん。割とメンタル強者な僕にとって「いずれ死ぬことが確定している」という事実は唯一といってよい鬱ポイントだ。どのくらい鬱ポイントかというと、高1の頃これで大ノイローゼ期に陥り、体重が50キロを割ったことがある。そんな弱点を、己の年齢が今グッサグサ刺している。
…ここまで書いてて思ったんだけど、そんな奴がタバコ吸いたがるなよ。

本題

さて、ここからはなぜタバコが吸いたいと思うのかというお話とその他もろもろ。

手巻きタバコ楽しそう

顕在意識としてタバコに興味を持った理由はコレ。たぶん適度に細かい作業が好きなんだと思う。はんだ付けとかも好きだし。完成品を買うのが一般的とされてるものを自分で作るという要素も魅力的。あと後述する理由でアメスピの燃焼速度を見慣れているため他の市販品見ると「なくなんの早~」と思ってしまうので、その辺を調節できるのは結構良さげだったりする。

刷り込み

根本の理由はこっち。わが父は、少なくとも僕が物心ついた時点では既に喫煙者だったし、現在に至るまで(僕の知る限りでは)禁煙を試みたことも特にない。といってヘビースモーカーというわけでもなく、14本入りの緑のアメスピをたぶん2,3日ほどかけて空ける程度だ。今気づいたことだが、僕が緑色、特に青みがかった緑が好きなのもそれが原因かもしれない。さっきから刷り込みが発動しすぎな気がするが、僕は鳥類か何かなんだろうか。

こんな感じのパッケージ。10年くらい前までは袋タイプだった。

喫煙とマスキュリニティ

父親に限らずウチの家系の男子は代々喫煙者らしく、加えて「長男は短命」というジンクスがあるという。僕はタバコこそがこのジンクスを理解し、破壊するための重要なカギだと踏んでいる。
簡単に言えば、一族で代々受け継がれてきた「男らしさ」の観念に喫煙が含まれていたのではなかろうか。つまり、僕が無意識下で喰らっていた「刷り込み」は代々受け継がれてきたものであって、しかも数代前までそれがマスキュリニティの一部として機能していたように思われるのだ。こう考えると、嫡子として特に「男らしさ」を要求されたであろう長男は忠実にこれに従い、そして早死にしたという説明ができるようになる。これぞ有害なマスキュリニティ。ゴミカス。誰も得しない。フェミニズムは男性をも解放する。
幸いにして亡き祖父(享年54らしい)と比較したとき父の喫煙量、ついでに飲酒量は大幅に少ないという。ならば僕はこの家系の男性観パラダイムシフトの過渡期にいるということかもしれない。僕が晴れて喫煙者の仲間入りを果たしたとしても父よりなお喫煙量は減るだろうし、僕の息子は刷り込みを受けないだろう。そこから先は肺にやさしい家族の出来上がりだ。…あとこれだけ言わせて。前提条件が夢見すぎとか言わないでよね!!!

タバコの似合う場所ってあるよね

世の中には「ソーシャル・スモーカー」という言葉があるらしい。

家の中とかで喫煙しないという意味では我が理想に結構近かったりするんだけど、微妙に違う部分がある。というのも、僕の場合、1個だけソロ喫煙したい場面があって、それは喫茶店。これまた刷り込みなのだけれど、父は出かけると必ず1回は喫茶店に、それも喫煙席のある喫茶店に入る。社会が丸ごと禁煙に向かいつつある昨今、全席禁煙の喫茶店は珍しくないどころか多数派になりつつある。そのため父は毎回のごとく日本社会への不満をぼやきつつ喫煙席を求めて割と長距離を彷徨うハメになっている。僕が喫茶店に入るのは大抵この一連の流れを眺めた後だったので、喫茶店=喫煙席という認識は大いに育まれ、喫茶店と喫煙という行為は紐づけられた。言うなれば、喫茶店の中の風景に脳内で「#喫煙」がつけられている感じ。
僕は何事においても形から入るの大好きマンなので、こういう風に幾つか存在している「#喫煙」の付いた場面ではタバコを吸いたいんだと思う。ちなみに、このタグは今のところライブハウスの休憩室やら飲み会やらにも付けられている。

けつろん!

たぶん20歳になったら1回は喫煙すると思う。いきなり1箱買ったら吸いきれるか不安なのでMy First Cigaretteは父親から例のアメスピ(緑)を1本分捕る形になりそう。んで無理そうならそれっきりにしといて、もしいけそうなら手巻き用具一式+アメスピを買い揃えることにする。ただ、あんまり日本社会に怒るタイプでもないので目についた喫茶店が全席禁煙でもそのまま入るとは思う。何より重要なのは寿命が縮むほど吸わないこと。いのちだいじに。

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