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オープン戦から見る打順予想(2.26~3.2)

オリックスは、オープン戦3試合を消化し、2勝1敗とまずまずの滑り出しを見せた。

中でもバッター陣が好調だ。3試合で32安打と打ちまくっており、池田、渡部、野口といったルーキーが気を吐いている。

この3人を積極的に使いつつ、レギュラー候補メンバーのポジションも様々な起用を見せ、22年のナカジマジックがすでに片鱗を見せ始めた。


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以前の記事でも紹介していた、ルーキーの渡部は予想通り1~2番での起用が目立った。

中でも渡部は外野経験が深いこともあり、センター固定の福田とは異なり、レフト~ライトどこでも守れるというのは魅力的だ。

吉田のDH起用や、杉本の一塁起用が現実的なのであれば、十分にレギュラーを狙える存在となってきた。もちろんT-岡田を忘れるといけない。

うれしい誤算と言えば、高校生ルーキーの池田ではないだろうか。

3/1のロッテ戦では、安達に代わって代打で出場すると、見事に初球をライト前にはじき返した。

相手投手も実績豊富な石川とだけあって、高めに抜けた失投には見えたが、自然とバットが出てくるあたりは、柔軟さが垣間見れる。かつてバファローズにいた、大西や下山といった、いぶし銀のイメージを彷彿とさせる。

悩みどころでいえば、一塁か。

俊足で守備範囲が広いとされる佐野皓大は、3/2のロッテ戦で代走から出場すると、直後に一塁のポジションについた。

昨季は山足などが守備固めにつくことが多かったポジション。

現状のオリックスには、正一塁手と言えるのはT-岡田くらいで、大下は三塁と併用、頓宮は捕手と併用など、あえて固定をしていないのが特徴だ。

この試合は、スタメンの太田が一塁につくなど、オープン戦ならではかもしれないが、大下に加え、一塁手に三人がつくことになった。複数ポジションを守ることになれば、選手にとっても負担は大きいが、それだけ出場機会が増えるだけあって、ここは選手に乗り切ってもらいたいところだ。

一方、野口の起用も様々なチャレンジを見せている。

1試合目は打撃集中のため指名打者で出場したが、2試合目には三塁手、3試合目には右翼手と遊撃手で出場。

外野守備については、守備機会に恵まれなかったため、評価に至らなかったが、前述の池田・渡部とルーキー3人が揃って外野で出場した。

昨シーズンの吉田・福田・杉本という絶対的なレギュラー陣が構える中、このルーキー3人も引けを取らない活躍を見せており、大混戦だ。

ここにきて後藤駿太も3/2のロッテ戦でマルチ安打を記録するなど、奮起している。

あとは、宗の合流を待つばかりではあるが、ルーキーを含めた若手のポジション争いは、まだまだ目が離せない。



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