友人が空に還りました🎺
友人Yが前立腺ガンだと聞いたのは1年くらい前。
中学の吹奏楽部時代からの友人でした。
結婚はしていませんでした。
猫が好きで、妹と仲が良い、優しい友人でした。
上の写真は一緒に淡路島に遊びに行った時のもの。真ん中の影が私で、その横が友人Yです。
私の中学時代ー。
特に2年生からは、吹奏楽部のメンバーとの思い出ばかりです。私の青春です。
部員も少ないし、ちゃんとした指導者もいなかったし(顧問の先生があまりヤル気がなかった)、それぞれが自己主張が強い演奏でまとまりのない合奏。
私たちは下手くそでした。
でもふざけていたわけではなく、一生懸命でした。
皆んなで合奏するのが大好きでした。
部活が終わってからもずっと喋る。
帰ってからも電話でずっと喋る。
ウチは吹奏楽部にしては男子比率が高く、
半分近くが男子。
そのせいか、
やれ、片思いだ〜、両思いだ〜、
思い、思われ、振り、振られ。
色々ありました( ´∀`)ww
バラバラの高校に進んでからもメンバーの家で
しょっちゅうお泊まり会をする仲で、
いつも男女それぞれ3〜4人ずつは集まる感じ。
「好きな人言い合おうぜ!」みたいな話をしたりしてw
えっちなビデオをドキドキしながら皆んなで鑑賞したコトもありましたが、
なんとゆーか…
変なコトになった事は一度もなかったです。
あんなに健全な、健全な?
えっちビデオ鑑賞会があるでしょうか。
「うおー!どーゆーこと?どーゆーこと?」
(´⊙ω⊙`)(´⊙ω⊙`)(´⊙ω⊙`)(´⊙ω⊙`)おお〜
思い出すとホント可愛らしいですw
男子たちの理性のおかげで楽しい思い出として残っています。
あれ?伝わるかしら?( ;´∀`)ま、いいやw
それが20代半ばくらいから徐々に集まる機会はなくなり、20代後半でぐーちゃん(夫)と付き合いだしてからは「男子と遊ぶなんてもっての外!」と怒られ、あまり遊ばなくなっていきました。
それからは数えるほどしか会えませんでした。
1年前にガンになって抗がん剤治療をしていると聞いてからも、結局タイミングが合わず、少し連絡をとっただけでした。
(タイミングが合わず、なんて言い訳ですね。)
友人Yは頑なにLINEをしていなかったマイペース男子で、
“連絡取りにくいなぁ〜”と周りを困らせていたのですが、今年の春頃になってからやっとLINEを始めました。
昔好きだった少年漫画『究極超人あ〜る』のスタンプを一発目に送ってきた友人Y。
[究極超人あ~る]
「他にもオススメのスタンプあったら教えて」
「私無料スタンプしか使わへんから全然知らんで」
みたいな他愛も無いやり取り。
それが5月でした。
そのあと、7月に久々に集まった吹奏楽男子たち。
LINEで送ってくれた写真に写る友人Yは、抗がん剤治療で毛髪がなくなっていました。
「昨日の朝、Yが亡くなった」
と今朝連絡をもらってから、
実感がなさ過ぎて、まだ私は泣いていません。
でも、なんとなく吹奏楽時代に演奏した曲をYouTubeで聴きました。
『大草原の歌』とゆー曲です。
マンモス校だった1年の時。
吹奏楽部は音楽室に全員入れないくらいの大所帯でした。
2年生で本校と分校に分かれ、新設校になった時に楽器がなさ過ぎて廃部の危機とゆー状況からスタート。
3年生になった時、ようやく楽器も部員も増え、コンクールに一度だけ出場したことがあるんです。
学生吹奏楽でよく演奏される“ナントカ序曲”の多くは、はじめ華やかに始まり、しっとりとした中盤があって、後半ちょー盛り上がる!とゆー構成が多いのですが、(早華ッ→遅静〜→早激ッ、な感じ)
この『大草原の歌』とゆー曲は“しっとり”から始まるレア曲。(遅静〜→早激ッ!)
夜明け前の草原を表すような静かな始まりから、
それぞれ生き物達が目覚め出し、生きる為に目一杯草原を駆け巡る!みたいな命を感じる曲です。
完全にれれこの勝手なイメージですけど。
それが当時の私たちにはとてもカッコよく思えたんです。今聴いてもやっぱりカッコ良いです。
ちょー下手くそだった私たちですが、
コンクールは一番上手に演奏出来た記憶があります。参加賞の『銅賞』でしたけど。
とゆーことで、
友人Yに捧げます。
『大草原の歌』
Artist:航空自衛隊航空中央音楽隊
Conductor:加養浩幸
もう一度、皆んなで合奏してみたかったです。
「まだ私は泣いていません。」と書きましたが、『大草原の歌』を聴きながら記事を読み返していたら涙が止まらなくなりました。
大切な友人に出会えて幸せです。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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