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湯河原のタヌキの話が好き

湯河原のタヌキのお話が好きなのである。

「狩人に追われて怪我を負ったタヌキが、たまたま発見した出湯に入ったら傷がよく治った」と言う、全国どこの温泉にもありそうなエピソードなのだが、このタヌキはその後、この類稀なる天の恵みに大いに感謝し、恩返しとして癒やしが必要な人々を温泉に案内するようになる。

しかも、状況に応じてたくましい男や美女に姿を変えて現れるので、「湯河原で出会った美男美女は人間ではない可能性があります」と締め括られている。

素晴らしいサービスやプロダクトに惚れ込み、その良さを世に広めるためにターゲットごとに最適な手法でアプローチする、と言う点はまさに今の自分の仕事と同じだ。

コロナ禍で観光業や宿泊業、飲食業やエンターテインメント業等、これまでの人生を支えてくれた業界が皆苦しんでいる。
辛い時に助けてくれた人々に、今こそ恩返しをする時なのではないか。

そして、疲弊している人々に癒しを与えられる力こそが、この暗い状況を打破する光なのではないか。

なので、まずは美女に化ける練習から始めようと思う。

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