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初投稿

イギリスの大学MBAホルダー、元商社マン、現外資系メーカー勤務、個人で会社を立ち上げカーボンクレジットの売買等を行っております。このブログでは、気候変動、カーボン市場の動向、脱炭素技術などサステイナビリティに関連するトピックを限定にお話をしたいと思います。

ウクライナ軍事進攻以降のサステイナビリティ

ロシアによるウクライナ進行が始まった2022年2月以降、私が感じるのは
・エネルギー問題
・西側と中ロのディカップリング
が特に取り沙汰され、サステイナビリティ機運がスローダウンした、といっても過言ではないかと思います。進攻前、外資系金融やヘッジファンドの方々はESGやカーボンへの投資にかなり興味を示しておりましたし、外資系のコモディティ商社、オイルメジャーや資源メジャーも次々とカーボンデスクを立ち上げビジネスを開始しておりました。進攻後、金融系は専ら化石燃料(オイル・ガス・石炭)への投資を拡大、トレードコモディティ商社はレイオフを一部開始したり等しております。「サステイナビリティが経営の中心!」と宣言している会社が世の中に多く見られますが、実は投資家より方針の見直しを示唆されている会社も多くいると聞きます。中国に大きく頼るサプライチェーンが多々ありますが、ディカップリングの世の中でどうBCPを対策するか、エネルギーの確保を行うか、も大きなトピックの一つとなります。

以下の写真が環境系カーボンでありボランタリー市場のベンチマークとされるN-GEOの価格推移。

CBL N-GEO Dec '22価格

他のアセットクラス(テック株など)も同様ですが、暴落しております。ロシアによるウクライナ進行後は、カーボンショート&エネルギーロングが目立ちましたね。

今後

気候変動という大きな世の中の課題に行政と企業等は立ち向かっている最中ですが、(当たり前といわれるかもしれませんが)私はカーボン市場活性化と脱炭素技術への投資加速が重要と考え、その手助けができる事を願って情報を発信していきたいと思います。日本ではあまり報道されない重要且つニッチなニュースを入手する事に努め、展開していきたいと思います。できれば同じ考えをお持ちの方々とつながり、建設的なディスカッションできれば幸甚です。どうぞよろしくお願いします。