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【英日対訳】#カウアンオカモト 所属事務所「TK7 Group」による声明 (2023.04.13)

はじめに

ブラジル時間2023年4月13日、ジャニーズ事務所所属時代にジャニー喜多川氏による性的虐待を受けたことを前日の会見で明かしたアーティストのカウアン・オカモト氏の現在の所属事務所TK7 Group(在サンパウロ)が声明 (Communicado) を発表。ツイッターなど各種SNSに投稿した。その内容は会見の内容を「事実」と認め、オカモト氏への連帯、支持し「できうるかぎりの支援」を提供し「ともにあり続けます」とするものだった。

カウアン・オカモト氏による日本外国特派員協会での会見動画(2023/4/13)

「TK7 Group」の英語・ポルトガル語の声明(2023/4/14掲載)- Twitter

「TK7 Group」のポルトガル語のみの声明(2023/4/14掲載) - Instagram

Due to the recent news regarding our artist Kauan Okamoto, we came through this announcement to remedy the doubts and rumors that are circulating. (このたび、弊社所属アーティストのカウアン・オカモトに関する一連の報道を受け、これらにまつわる疑念や風評を払拭するため、次のような発表をさせていただきました。)

TK7 Groupの「声明」に添えられていたコメント 

「声明」は当初、ポルトガル語と英語のみで発表されていたが、日本語でも是非発表してほしいと事務所に申し出て訳案を提示すると、何度かのやりとりの末、その訳案をほぼそのまま注釈付きで掲載した。しかし注釈入りはさすがに申し訳ないので、句読点などをクリーンしてブラッシュアップした。

「TK7 Group」の日本語の声明(2023/4/16掲載)- Twitter

「声明」1/2
「声明」2/2

以下はこの英文画像からテキストを抽出して英日対訳にしたものである。

声明本文(英日対訳)

TK7 Group

COMMUNICATE
声明

We at TK7 Group, together with the artist Kauan Okamoto, have come to the public to position ourselves regarding the latest events. We make it clear that part of the information circulating in the media is true.

私たちTK7 Groupは、アーティストのカウアン・オカモトとともに私たち自身の立場を明らかにするために、このたびの一連の出来事を公にすることにいたしました。メディアで流れている情報の一部は事実であると明言します。

In his time as an artist, within "Johnny & Associates", Kauan Okamoto was one of the victims of sexual abuse, from the age of 15 to 20, committed by the late CEO Johnny Kitagawa.

カウアン・オカモトは、アーティストとして「ジャニーズ事務所」に所属していた頃、15歳から20歳までのあいだに、故ジャニー喜多川社長から性的虐待を受けた被害者の一人です。

The reason for the speculations and rumors that began to circulate yesterday, April 12th, in Brazil are the result of the repercussions of a recent interview where Kauan gives details about what happened to "The Japan Times" magazine, published on April 5th, causing a big uproar on Japanese social media.

昨日、4月12日に、ブラジル国内で憶測や噂が流れ始めたのは、4月5日に発行された「ジャパンタイムズ」紙に、カウアン自身が一連の出来事の詳細を語る取材記事が掲載され、日本のソーシャルメディア上で大きな反響を呼んだことの反動によるものです。

For the artist's fans in Brazil, we will be providing a live chat with Kauan Okamoto to clarify all the doubts that are arising and prevent misinformation from spreading.

ブラジル国内のファンの皆さまにおかれましては、生じているすべての疑問を明らかにし、誤った情報が広まるのを防ぐために、カウアンオカモトとのライブチャットを行う用意があります。

We would also like to point out that the artist Kauan Okamoto is only responsible to talk about events involving himself and that other matters that may come to light involving other names and "Johnny & Associate" are not his responsibility. Likewise, we at TK7 Group are only responsible for the artist Kauan Okamoto in this situation.

また、アーティストのカウアン・オカモトはあくまで自分自身に関わる出来事についてのみ責任を負うものであり、他の名前や「ジャニーズ事務所」に関わる他の事柄が明るみに出ることは、なんらカウアン・オカモトが責を負うものではないことも申し添えておきたいと思います。同様に、私たちTK7 Groupは、この状況において、アーティストのカウアン・オカモトに対してのみ責任を負うものです。

We understand that this is a difficult and painful subject to deal with, and therefore, we ask the press and public to respect Kauan's moment
and have consideration for him in the current circumstances. As a company, we are committed to support him on this journey of healing and stay by his side to deal with the personal and professional impacts this issue may have on him.

私たちは、この問題がカウアンにとって辛く、難しいものであると認識しております。したがって、報道関係者や一般の方々におかれましても、現状においては、カウアンに必要な時間を尊重し、配慮していただくようお願いいたします。私たちは会社として、この問題が彼に与える個人的、職業的な影響に対処するために、彼の傍らに居続け、彼の癒しの旅路をサポートし続けることをお約束します。

We believe that stories like his are key to creating a fairer and safer society for all, and we are committed to work together with him to promote positive change in the entertainment industry.

私たちは、カウアンの身に起きたような出来事を明らかにすることが、すべての人にとってより公平で安全な社会をつくる鍵になると信じております。エンターテインメント業界におけるポジティブな変化を促すために、彼とともに取り組んでいくことをお約束いたします。

In addition to everything that happened, there were plans in progress that will continue later. We declare that any decision about Kauan's career is aligned with him, always respecting his will and final decision
on which path he wants to follow.

これまで起こったすべてのことを踏まえた上で、今後の計画も検討を進めておりました。私たちは、カウアンのキャリアに関わるいかなる決定についても、彼自身の意思と、彼自身が進みたい道に対する彼の最終的な決定を常に尊重し、彼と歩調を合わせることを宣言いたします。

Once again, we express our solidarity and support for him at this difficult time and we are standing by to help him in any way we can.

このような困難な時期ではありますが,私たちはあらためてカウアンへの連帯と支持を表明し、できうるかぎりの支援をするために、彼とともにあり続けます。

「TK7 Group」公式サイト

noteをご覧くださりありがとうございます。基本的に「戦う」ためのnoteですが、私にとって何よりも大切な「戦い」は私たち夫婦のガンとの戦いです。皆さまのサポートが私たちの支えとなります。よろしくお願いいたします。