完全に誤読してしまった「come as」
ソニーのPS5が売れ行き好調であることを伝えるロイター通信の記事。
この記事の中の一文に大分悩まされてしまった。
結論からいうと、2回出てくるasはどちらも接続詞としてas S Vと捉えて良いようだ。
だが最初、「comes as」を「~として表れる」みたいな句動詞と考えてしまい、comes asとthe futureの間にthe industry debatesが挿入されているんだという謎の解釈をしてしまった。
改めて調べると、「come as a surprise to...」(~にとって驚きである)といった表現もあるにはあるが、どうやらニュース記事などでは、come as S Vの形で、「~と同時に起こる」「~の中で起こる」といった意味でよく使われるらしいと分かった。以下のサイトも参考。
つまりこの文の全体の意味としては、「クラウド技術が進化すれば従来のかさばるハードウェアは不要となるため、ハードウェアの将来について業界内で議論が交わされている。今回のソニーの売り込みはそうした中で行われた」みたいなところでしょうか。
come as S V が同じように使われている例を探したところ、Japan Timesのサイトで以下の文が見つかりました。コロナウイルスの新たな変異体(BA.2.86)が見つかったことを伝える記事の中での一文。
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