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『PSYCHO-PASS』 AIに管理される日本の未来

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さて、今日は『PSYCHO-PASS(サイコパス)』というアニメについて書いていきます。

PSYCHO-PASSは、本格的なSF、ミステリー、刑事モノのアニメです。これらのジャンル好きにおすすめです!

PSYCHO-PASSは2012年に第1期がはじまり、昨年2022年に10周年を迎えました。

そして、先日2月17日に、新たな映画『劇場版 サイコパス PSYCHO-PASS PROVIDENCE』が2023年5月12日(金)に公開されることが発表されました。

新作映画のキービジュアル
©サイコパス製作委員会

また、トレーラー(PV)とキービジュアルも公開され、これまでのシリーズのメインキャラクターが全員総出の、とてつもなく熱い内容になりそうな予感がします。

そんなPSYCHO-PASSですが、レベルが段違いの超優秀作品とは思っていますが、あまり広くは見られていないのではとも感じており、ぜひ見てほしいです。

今回は、PSYCHO-PASSとはどのような作品なのか、どんなシリーズがあるのか、そのあたりを広く浅く紹介します。

これまで見たことがないかた、途中で見るのをやめてしまった方など、この記事を読んでいただき、5月公開の劇場版に備えましょう!

PVをみただけでワクワクが止まりません!

では、PSYCHO-PASSがどのようなアニメなのか、書いていきます。

シンギュラリティを超えた世界


「シンギュラリティ」という言葉を知っていますか?

シンギュラリティとは人工知能(AI)が人間の知能を超える転換点(技術的特異点)のことを指します。

昨今、AIの進化はめざましく、「多くの職業がAIにとってかわられる」といわれて久しくなりました。

特に昨年はAI業界にて驚異的な成長が続き、「生成系」のAI元年になりました。

イラストや画像はAIに頼めば作成してくれる。

小説や論文もいくつか要素を渡せばAIに生成される時代が到来したのです。

2023年現在でも、AIの進化のスピードに驚きを隠せませんが、まだシンギュラリティには程遠い世界です。

シンギュラリティを迎えた後の世界では、人間の知能を超えたことで、AIが自ら判断、成長し、自律的に行動します。

今のところ、シンギュラリティは2045年に来るといわれています。

いきなり何を言ってるのか、と思われるかもしれませんが、今回ご紹介するPSYCHO-PASSは、シンギュラリティを迎えた後の日本が舞台になっています。

近未来感のある東京の風景
PSYCHO-PASS3のキービジュアルより
©サイコパス製作委員会

PSYCHO-PASSの世界では、人間の善悪はAIが判断し、どの職業につくかはAIによって診断され、何を食べ・何を着るかをAIによって薦められる。

AIによって監視・管理されている、2112年、100年後の日本の未来が描かれた作品なのです。

実際、現実世界でも中国では学歴や収入などによってレーティングされた、「信用スコア」にもとづく管理が一部始まっています。

完全に管理された秩序がもたらす幸福にひたるのか、それとも自由意志に従い行動した結果に価値を見出すのか。

この作品は、そう遠くない未来に私たちの社会に起きうる問題をメインテーマに取り扱う、SFだけど、しょせんSFと軽視できないところがある意味一つの見どころです。

心理状態が管理される社会

PSYCHO-PASSの世界では、心理状態がAIによって管理されています。

感情やストレス状態などの心理状態を数値で表したものを、作品名にもなっている「PSYCHO-PASS(以下、作品名と区別するために「サイコパス」と書きます)」と呼び、日本国民はサイコパスを測定されます。

厚生省の「シビュラシステム」というAIがサイコパスを管理することで、国民の健康と安全を守っているのです。

サイコパスの中でも、罪を犯す可能性を数値にした、「犯罪係数」というものがあり、シビュラシステムは、この犯罪係数を常にモニターすることで、犯罪の可能性を事前に察知します。

犯罪係数を計測し、0~99は「正常」、100~299は「潜在犯」、300~は「犯罪者」としてみなします。

犯罪係数が100以上になると、拘束され、社会的に隔離されます。

たとえ罪を犯していなくても、精神状態の悪化や過度なストレスにより、犯罪係数が高まり、「犯罪の可能性がある」とみなされて、矯正施設に収容されてしまうのです。

なんと恐ろしい世界か、、、と感じますが、このシステムによって平和が維持されるという世界観なのです。

2112年の世界では、シビュラシステムを有する日本のみが法治国家であり、他国は戦争・紛争が絶えまない状況になっています…

犯罪を事前に取り締まる主人公たち

シビュラシステムによって検知された犯罪の可能性をもとに、潜在犯を取り締まるのが、主人公たち「厚生省 公安局 刑事課 一係」のメンバーです。

ん?厚生省?

警視庁じゃないの?

そうなんです。この世界では、2091年に警視庁は解体されています。厚生省のシビュラシステムによって、犯罪係数が監視・管理されるようになり、警察制度は廃止されました。

主人公の常守朱(つねもりあかね)は公安局刑事課の監視官として配属される場面から物語は始まります。

主人公の常守朱
©サイコパス制作委員会

常守は、同じく公安局の執行官である狡嚙慎也(こうがみしんや)とバディを組むことになります。

常守と狡噛
©サイコパス製作委員会

監視官は執行官を指揮・管理する立場で、執行官は実質的な刑事捜査をする立場の役職です。

ちなみに、細かい設定にはなりますが、執行官は潜在犯から選ばれます。

公安局のメンバーは、特殊な大型拳銃「ドミネーター」を所持しています。このドミネーターをつかって、対象を鎮圧します。

ドミネーターは犯罪係数が100をこえたものを麻痺させ、300をこえたものは「排除」する機能を持っています。(「排除」が何を指すかは、アニメを見ていただけると…)

常守は、相棒の狡噛とともに、ドミネーターを使って、さまざまな事件を解決していく。

というのがPSYCHO-PASSのストーリーです。

ドミネーターを構える常守
©サイコパス製作委員会

犯罪係数を計測できない妖艶な存在

・禁止区での人質立てこもり事件
・ドローンによる殺人事件
・偽バーチャルアバター事件
・名門女子高生徒連続殺害事件

など、さまざまな事件を解決していく常守と狡噛。

しかし、一連の事件の背後にとある人物が関連していることが判明しています。

その人物とは、槙島聖護(まきしましょうご)という、免罪体質者です。

妖艶な雰囲気を醸す槙島聖護
©サイコパス製作委員会

免罪体質とは、本来は犯罪係数が上昇するような場面でも、規定値を超える犯罪係数が測定できない、特異体質のことを指します。

槙島はシビュラシステムが支配する社会に疑問をいだき、様々な事件の首謀者として登場します。

しかし、免罪体質であるがゆえに、犯罪係数のうえでは、「正常」と判断され、公安局は槙島をとらえきれず、ドミネーターでも鎮圧できません。

その槙島とどのように戦い、事件を鎮圧していくのか!

これが第一作目の内容であり、最大のみどころです。

槙島は敵でありながらも、身体能力と知能が高く、哲学的なセリフいいまわしがおおい、魅惑のキャラクターで非常に人気があります。

第1作が一番の見ごたえ

PSYCHO-PASSには複数のシリーズがありますが、ストーリーが全部つながっているため、基本的に放送・放映された順番に見るのがおすすめです。

  1. PSYCHO-PASS(2012年、テレビアニメ)

  2. PSYCHO-PASS2(2014年、テレビアニメ)

  3. 劇場版 PSYCHO-PASS(2015年、映画)

  4. PSYCHO-PASS3(2019年、テレビアニメ)

  5. PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年、映画)

  6. PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System(2019年、映画)

6番目のSinners of the Systemはサイドストーリーの映画で、3部にわたる作品です。
見ていなくても、PSYCHO-PASS 3まで十分に楽しめます。

ストーリーがつながっているということから、途中から見るというひとはいないかと思うのですが、一番おもしろいのはやはり第1作目です。

この作品の世界観がもっとも描かれている作品ですし、

緊張感ある槙島との戦いを楽しめるだけでなく、シビュラとは何か、主人公の常守朱の成長などなど、後続シリーズに続く根幹の作品となっています。

5月の劇場版まで時間もありますので、ぜひ1番のみごたえがある第一作目から、PSYCHO-PASSシリーズを見はじめてください!

SFアニメ好きは確実にハマる名作です。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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画像は『PSYCHO-PASS』公式HPより引用
©サイコパス製作委員会

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