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車いす、新幹線で一人。不安がゼロになった神対応

大阪から東京へ向かう最終の新幹線。

満席で11号車の12B、13B席が埋まっていた。つまり、車いすを置ける席が無かった。

仕方なく、デッキに車いすを畳んで置いて、伝い歩きで車両中央の座席へ。ドアが左右交互に開くことから、デッキの車いすが乗り降りする人の邪魔になる。だから、こういう時は車掌さんにその旨を伝える。

いつもと同じく、車掌さんに声をかけた。「すみません、車いすをデッキに置かせてもらってます」「かしこまりました。どちらで下車されますか?」「ありがとうございます。降りるのは品川です」。いつもは大体これで終わり。

でも、今日は違った。「それでは、その頃にお席へお持ちしますね。下車のアナウンスが3分前に流れますが、どれくらいの時間帯がご都合よろしいですか?」。。。感激!!!

下車直前は通路もデッキも混雑するから、いつも5分前には座席から車いすに乗り移り、デッキへ向かう。車いすを運んで貰えることはもちろん、僕のタイミングに合わせて貰えるなんて、こんなにありがたいことはない。。。

そして、到着時刻のジャスト5分前、車いすを運んできてくれて、どちらのドアが開くか、出口の向きも教えてくれた。品川駅のホーム、車いすをこぐ腕はいつもより少し軽い気がした。

世の中は神対応で溢れている。いつかこれが神対応じゃなくて、当たり前になる日も近いのかもしれない。

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