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小受と年収のあいだ

Xで話題の年収ネタ。
小学校受験は年収3000万円ないと不相応という意見もあるのですが、実態どうなんでしょうか。

SNSだと年収ばかりが強調される傾向があるのですが、実際には、小学校受験は以下の4つで構成されるイメージを持っています
1)子どものベースとなる能力
2)親の金融資本→この構成要素の一つに年収
3)親の時間的余裕度
4)親の文化的資本

1)子どものベースとなる能力
神様から与えられたものと捉えるしかありません。

2)金融資本
見た目の年収が低くても可処分所得が多いケースもあるので、単純に年収だけでは判別できません。
例えば地主で不労所得で、住居費がほぼかからないケースもありますし。比較的安い時期に不動産を買った人も有利です。
PLよりBSが大事というのは、当たり前の議論のように思えますが、SNSでは無視される論点です。

3)時間的余裕度
一番大事に思えます。
子育ては外注できないものも多く、特にお受験は親子の関わりが求められるため、
年収が高くても両親の帰宅が夜遅くで週末も仕事ありだとかなり厳しいように思えます。
医者や経営者だと時間と年収をトレードできる働き方ができる人もいるようで、
このあたりの仕事はお受験に有利ですね。
特に女医さんはバイトで時間的余裕度にシフトするケースが多いようです。

4)文化的資本
いわゆる親のお育ちですね。
幼稚園ぐらいだと、親子を見て「意外!この子の親ってこんな感じなんだ」というサプライズはほぼないように思えます。

小受は。年収だけで決まるもんじゃないという当たり前の話ですが、実際の因子はかなり複雑です。なので、単純化した議論が受けるのかなとも思います

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