見出し画像

たけのこ掘りと親の関心のあいだ


4月になったので、たけのこ掘りに行ってきました。当然、父も初めてのたけのこ掘りです。

地面が硬かったこともあり、根本からきれいに掘るというのがなかなかできず、ほとんどがたけのこの途中で折って掘り出してしまいました。

市街地に近い山という事情もあったのかもしれませんが、たけのこを折って可食部が出てきたところに、ハエが一気にたかり始めたのは、かなり印象的で、慌てて土を被せました。

今回は珍しく妻が参加したのですが、妻は宝探しみたいで楽しいと娘よりも楽しんでいました。

取ってすぐに茹でてもらい、たけのこご飯にして食べました。娘は、たけのこご飯は美味しい!ともくもく食べていました。


娘は野菜は全般的に食べない方です(子どもはみんなそうだと思いますが)。


今回の気付きとしては、そもそも親がレタス、キャベツ、トマトといったメジャーな野菜しか食べない食文化の貧困の方が、大きな問題のように感じました。


自分自身たけのこへ対する関心はほぼゼロで、スーパーで見ても気に留めることは一切ありませんでした。

今年は豊作らしいので、家でもたけのこご飯を作ってみようかとも思います。


「好きなご家庭の料理は?」と聞かれて「たけのこご飯!」と答えられるとなんだか素敵な家庭な気がしますね。

ちなみにですが、たけのこといえば春の日本料理の主役級の野菜ですし、竹取物語もあるぐらいなので、昔から日本料理に深く根付いていると思い込んでいたのですが、調べてみると孟宗竹が江戸時代に中国から薩摩に伝来し、江戸時代中期に大衆に普及したというのが定説と知りました。

平安時代はたけのこ料理は一般的ではなかったのですね。お受験を始めてから自分の無知がどんどん掘り起こされている感覚です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?