海老フライ

海老フライ食べてたら思い出した過去がある。その日のことを思い出し、ちょっとニヤニヤした。別にどうってことない過去なのに 何故か私の中では細やかな美しい思い出になっている。

京都から引っ越す最後の思い出に、とかなんとか 適当な理由つけてデートした。お互い大好きな恋人がいる という事実は差し置いて、それとはまた別の好きという感情 どうしても食べたかった名店の洋食屋に行き 一番に頼んだのがお互い海老フライだったのも ほんのすこしだけ 相性の良さを感じてた。海老フライが猛烈に好き。昔食べていたガストのミックスグリルは海老フライのために頼んでた。何とも言えない贅沢な海老の使い方が 堪らん。

どうでもいいけど、そんなこと思ってたら11月がスタートしてる。11月、心の底からこの11月を待ちわびていた。同級生が新社会人としてのこの数ヶ月間 奮闘する中で 、ただ適当な日常を それなりにやり過ごすだけの私に 私がいちばんの劣等感を抱いていたのは全部10月までの話

ものすごい負い目を感じながら ただ悶々とするこの数ヶ月で、私の思考はひたすら下劣に陥った。何の余裕もない私は 他人の幸せを目の当たりする度に 私には無理だなあ と、諦めるところに落ち着くようになった。最近、結婚は人生の墓場だ って話をしたら 友人は「そうは思わない」とやや強い口調で明言してた。'' 私には無理なのだろうな '' と勝手に思いながら目を閉じた。仲が良すぎる両親を見ていると 模範解答を突きつけられているような気分になる。この2年で長男次男が既婚者になった。あんな兄ちゃんたちと結婚出来るなんて 「まじで最高すぎんだろ」と、妹ながらに思ってる。結婚は人生の墓場だなんて よく考えれば、そもそも 結婚が人生の墓場というのは、見合い結婚が当たり前だった時代に、最後の切り札を与えられなかったひとたちの遺言だろうね。この出会いまくれる 出会い厨の味方、2020年にそんなこと言ってる私は ナンセンスすぎる。私の思考が腐っているか、もしくは私の心が廃れているかのどちらかに原因がある。がんばれ、私

いやはや、両親と兄ふたりにとっての 結婚は人生のお花畑だろ。そう思える心の余裕を蓄えるべきである。最良の相手を見つけるべきである。

雑記になった。ただの日記になった。

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