斜視の手術を受けました

こんにちは。
ヒーリングサロンルオント朝霞です。
伝統医療、東洋医学、自然療法の知恵で心と体を整え、自分らしく生きるためのセラピーをしています。
ブログでは健康で豊かに暮らすヒントを発信しています。


今回は、セラピスト西野貴丈(たかひろ)が斜視の手術を受けたことについてお伝えします。
斜視に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

目次

斜視とは
発症当時
症状の経過
斜視の判明
治療の経過
手術の決断
手術までの準備
手術の流れ
手術後の経過
目の使い方の注意点
まとめ




1.斜視とは

“内斜視とは、右眼か左眼どちらかの視線が内側に向かっている状態です。両眼が外に動くことができない場合には、両眼が内側に寄り、顔をどちらかに回して片方の眼で見ています。発症の時期、原因、調節性の有無、斜視角の程度、変動などが分類の基準となっています。
原因は遺伝、解剖学的原因、筋肉の異常、神経系の異常など諸説ありますが、はっきりとしていません。”
引用元:斜視とは


2.発症当時

25歳頃から目が疲れると視界が二重に見える(複視)ようになりました。
目の使いすぎによる、疲れ目だと思い目の周りをマッサージしたり、温めたりしていましたが、改善されませんでした。


引用元:斜視の見え方


3.症状の経過

最初に通った病院では、斜視と診察されず脳に異常があるかもしれないと言われ、脳のMRIを撮りましたが異常はありませんでした。
その後、複視はひどくなっていきました。目の奥の筋肉を握り締められているような痛み、後頭部を引っ張られるような頭痛、肩凝り、首凝り、酷い眠気といった症状がありました。


4.斜視の判明

発症から約6年後目の周りの鍼治療に通いました。鍼の先生が眼科に詳しく、二重に見えるのは斜視が原因かもしれないと教えてくれました。都内で斜視に詳しい眼科を紹介してもらいました。
そこで診察を受けて初めて斜視と判明しました。
斜視の検査は特殊な検査をするため、ちゃんと検査をしてもらえる眼科でなければ正しく診察されません。
私の場合、見た目では斜視とはわからない目の傾き具合だったので、見当違いの検査を受けて原因不明、目の疲れと診察されました。


5.治療の経過

斜視で視界が1つに見えるようにするには、プリズムレンズのメガネをかけることと言われました。
発症してから約6年間二重に見える苦しい状態だったので視界が1つに見えるのは本当に嬉しかったです。
当時、プロサッカーコーチとしてグラウンドに立っていたので、眼鏡をかけて指導をするのは少し抵抗がありました。


6.手術の決断

斜視の診察後、約9年プリズムレンズの眼鏡を使用してきました。年々斜視の角度が悪化して、メガネのプリズムレンズを6まで使いましたが、眼鏡では調整ができなくなり手術を受けることになりました。
当時の左目の角度は内側に6度傾いていて、遠くを見ても角度が内側を向いたままでした。



7.手術までの準備

手術の日が決まり、約2ヶ月前からプリズムレンズの眼鏡を使用することができませんでした。
プリズムレンズの使用を止めることで、本来の目の角度に戻すためです。
その時から普通の近視用の眼鏡を作り、プリズムレンズの無い生活なので二重に見える世界のスタートです。この準備期間が本当に大変でした。通勤は電車、仕事は事務職で職場でも理解を得られたのは幸いでした。
車通勤、体を使う仕事だったらどうしていたのだろう?と不安になります。
手術1ヶ月前に採血、心電図、目の角度等の検査をします。
手術2週間前に最終外来で、検査と手術の流れの説明を受けました。
入院の2日前にPCR検査用の唾液を提出します。
手術の内容は、左内側の筋肉を剥がし後ろにずらして目の角度を調整します。左目だけで調整ができない場合は右目の内側の筋肉も剥がして調整をすると説明を受けました。
私はクローン病も患っているので病院食をIBD食の、常食にしてもらいました。
社会保険に加入をしている人、限度額認定の手続きも忘れずにしてください。

IBD食にして頂きました





8.手術の流れ

入院は3泊4日でした。
1日目は、入院生活と手術のスケジュールの説明。
2日目は、朝食は無しで外来が始まる前に目の角度の確認の最終診察。その後、午前中に手術となりました。
足の裏に名前を書き、手術服に着替えて、看護師と一緒に手術室に向かいます。
手術室の看護師へ担当が代わり、手術内容の最終確認をして手術室の前で待機します。
準備が整うと手術室に入り、ベッドに横になります。
目以外は布で覆われ手足を固定して、点滴を繋ぎ、血圧計、心電図の装置をつけます。
目薬の消毒、麻酔を数回します。
麻酔が効くと、左側を見続ける指示があります。左目の内側の筋肉をハサミのようなものでパチンと切る音がします。軽い鈍痛があり左を向いているのが少し辛い感じがありました。天井を見て視界が1つになっていることを確認すると、目の筋肉を固定します。
手術自体は約20分くらいであっという間に終わりました。
ガーゼで目を覆い、看護師の押す車椅子で病室へ戻りました。

手術前



手術直後



手術翌日



9.手術後の経過

病室に戻ってからはガーゼを外さない、頭からシャワーを浴びないこと以外は制限はありませんでした。
痛みも全くなく、食事も普通通りに摂ることができます。
痛み止めの飲み薬をもらいましたが痛みは全くなく飲むことはありませんでした。
手術の翌朝、ガーゼを取り視界が1つに見えるのに感動をしました。
遠くまで1つに見える世界は約15年ぶりです。
2種類の目薬を1日4回さすこと、1週間は目に水が入らないこと以外は制限はありません。目の充血は1ヶ月くらい続くます。
退院1週間後に術後検診で目の角度等の検査と診察をうけます。
その後約3ヶ月後に改めて検査と診察があります。


10.目の使い方の注意点

近くを見るときは30cm以上離してみること。パソコンやスマホ等近くを見ることが多い場合は30分に一度遠くを見て身を休ませること。
近くを見続けると内側を向く筋肉か固まってしまうので、遠くを見て目を外に広げる筋肉を使うことが大切とのことです。


11.まとめ

斜視発症から手術までの経過についてお伝えしました。
斜視でお悩みの方、手術を受けるか悩んでいる方、これから手術を受けるのに不安を感じている方の参考になれば幸いです。



健康の悩みがある方は、質問、コメントをお待ちしています。


埼玉県朝霞市で、ヨガ、台湾式足もみ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を高め心と体が調和するセラピーをしています。

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