真実の愛とは死んでもわからないと思う

とある番組を見た。
そこで主人公が探していたものが「真実の愛」というものだった。
最終話を見終わって、タバコをふかしながら「真実の愛ってなんだろうな」と考えてみた。
初めは「死ぬ時になってやっとわかる」と思った。
けれど「いや、死んでもわかんないんだろうな〜」という結論に至った私である。

結婚を経験した人、親になった人、何年も何十年も付き合いが続いている人が、果たして真実の愛を見つけたかはわからないし、それが真実の愛かなんてわからないだろう。

私の母は昔、辛い時や逃げ出したくなった時が多々あったらしい。それは子どもの私から見てもそうだったし、逃げていいんだよってずっと思っていた。
けれど母は、幼い頃の私と弟の顔を見て「頑張ろうと思えた」と、大人になってからその事を知った。
これが母にとっての真実の愛なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。

とにもかくにも私自身の家庭環境は悪い方で、こんな家庭にはなりたくないと思うほどだった。(頑張っていた母には申し訳ないが)
だからこそ、何十年も連れ添っている両親のことを見て、それが真実の愛だとは私は思えない。

これが真実の愛ならば、私は違う道を探すし、もし子どもを授かったら、パートナーにも子どもにも、私が感じた同じ気持ちや思いにはさせたくはない。

何十年も連れ添ったパートナーがいる人は、確かに人生の大先輩であることには変わりない。し、それは素晴らしいことだと思う。
かといって、それに該当しない人が、もしかしたら逆に、真実の愛を別の形でみつけているのかもしれない。

結局、人それぞれ「真実の愛」というものは違ってそれでいいんだし、それが交わったらまた人生が豊かなものになるのかもしれないなとは思う。

とりあえずこのことについて、前みたいに居酒屋であなたと議論を交わしたいとは当たり前のように思った。
あなたはどう考える?どう思う?ねえ、聞かせて?

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