物流アウトソーシングとは?
~目次~
1:なぜ物流を「アウトソーシング」するのか?
2:アウトソーシングのデメリットとは?
3:物流をアウトソーシングするには?
4:物流の「チカラ」が未来の「チカラ」に‼
1:なぜ物流を「アウトソーシング」するのか?
「物流アウトソーシング」と言われてピンとくる方は今まさに課題をお持ちか、既にどこかの物流会社へお任せになられている事業者様だと思います。
元々は地産地消が原則であった昔の時代から、インターネットでどこからでも物が購入できる環境が整い、需要が高まった今では遠く離れた海外の商品を購入することも当たり前の世界になりました。
時代の変化と共に消費者のニーズが変化し、特に販売事業においては「物」の移動は欠かせなくなったのです。
ただし、実際の「物流」は物の売買が行われた後の「事業収益に影響がない」事業と捉えられた時代がありました。如何に多くのものを安く届けるか。そんな価格競争の時代です。
そんな中で、1990年代後半に「ロジスティクス」という考えが海外から日本国内に浸透し、「物流」事業が本来の製造・販売事業において大きな戦略に関わるものであると認識され始めました。
「必要な物」を「必要な量」だけ「必要な時」に物を移動する。単品大量の移動から多品種少量の移動を求められることになったのです。
今では製造・販売の後の物流ではなく、物流あっての製造・販売事業と捉えられ、事業そのものが注目をされています。
その上で、なぜ「物流アウトソーシング」をする事業者が増えるのか?
その答えは単純です。物流事業をアウトソーシングする事で「メリット」があるためなのです。
2:アウトソーシングのデメリットとは?
物流をアウトソーシングする上で、メリットがある事は時代の流れから明白です。
ただし、リターンの裏でリスク、「デメリット」がある事も皆さんは知識、情報として必要とされていると思います。
デメリットや心配にされていることは事業者様の状況や事情、考え方によって様々かと思いますので、一概に一つの答えはありません。
一般的に言われるものは次の「CARI」(cost ability relationship information) です。
●cost
・想像以上に支払物流コストが高かった
・定額系物流サービス・カスタム系物流サービス
・見積金額を慎重に見極める必要がある
●ability
・臨時、当社固有の細かな作業が難しい
・規定外の対応が難しい
・細かい対応や柔軟な対応ができない場合がある
・すべてを委託出来るとは限らない
・ユーザーとの距離が遠くなるおそれ
●relationship
・信頼できるアウトソース先がわからない
・責任の所在が不明
・企業機密や自社のノウハウが漏洩する恐れがある
・物流業者とEC事業者の当たり前の認識の相違
●information
・アウトソーシング先との連携が難しい
・各部門で情報共有がしにくい
・業務フローが見えにくくなる
・物流まわりがブラックボックス化するおそれ
上に挙げた事例も、事前に「物流」アウトソーシングの費用や要件などがわかれば事前に回避することは可能です。
是非参考までに下記の内容をご覧ください。
⇒物流アウトソーシングの「費用」について
⇒物流アウトソーシングのための「物流要件」について
3:物流をアウトソーシングするには?
アウトソーシングをする際に重要なことは「どこに任せるか?」をお考えになりますよね。
全国では各種様々な物流会社が存在し、数にして6万社程です。
その中から任せる業者を選ぶことはなかなか簡単な事ではないと思います。
そこで、重要になるのが、アウトソーシングする物流事業の「要件」をおまとめ頂く事です。
既に物流会社をご存じの事業者様もいれば、初めてお探しになられる事業者様も状況は様々かと思います。
ただし、事業者様ご自身の物流事業は「only one」ですよね。
その自社の物流事業の「何を」「どこまで」アウトソーシングしたいかもそれぞれ異なります。
特に複数社の物流会社へ相談をし、業者の選定を行う際に重要になるのが物流要件です。
要件さえ事前におまとめ頂けていれば、物流会社から得られる回答や見積の基準も一定にすることができ、その結果で選定がしやすくなるのです。
物流会社も様々で、商品毎の実績の有無、コスト設定の違い、場所、対応可能な業務範囲など特徴が異なります。
これらの違いが先に挙げた「デメリット」や「心配事」に当たるものだと考えます。
4:物流の「チカラ」が未来の「チカラ」に‼
デメリットや心配事の解消をするためには、まずは自社の物流要件をまとめる事。
その上で、各社へ相談を持ち掛け、より自社の事情や考え、商品特性やコスト感などマッチした物流会社を選びます。
そうして決まった物流アウトソーシング先にあhデメリットも心配事もなくお任せ頂く事ができるのではないでしょうか。
製造・販売事業において「必要な物」を「必要な量」だけ「必要な時」に物を移動することは重要な事業戦略となります。
物流という「チカラ」を得ることで、未来の「チカラ」へ変えて頂きたいと弊社は考えています。
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