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【MONO-OKI】#10 歳を取るほどにクソガキだったあの頃に戻りたくなる

まあだいたい押し入れの奥まで浚い終えて、出るもの出尽くした感じではありますが、いざとなると潔く捨てられないものが多くて。そして引っ越しを死ぬほどしてきたし、実家はいつの間にか取り壊されていたりして、相当昔のMONOは無いんですよね。今回はその中でも古めの、20年前のMONOをレポート。


◉鉄道模型とかにまったく縁がないけれど

いつの間にか買い集めていたトミーテックさんの<街並みコレクション>のミニチュアたちです。これ、いつ頃買ったんだろう?と思って調べてみると、どうやら2004年(平成16年)の発売らしくて、なんだかんだともう20年前のアイテムということに驚きました。

トミーテックさんのサイトを見る限りでは、現時点で第7弾まで出ていて、リニュアル版の<街並みコレクションR>という別シリーズも第4弾まで出てるのかな? サイズはNゲージ規格にあわせて1/150スケールらしいですが、一番大きな建物でも高さは7cmもありません。鉄道模型方面は興味が持てず、知識ほぼゼロなんですが、このミニチュアは欲しくなったんですよね。

僕が持っている第1弾は「郵便局」「写真館」「時計店」「理髪店」「薬局」「酒屋」の6種類の建物がそれぞれ2パターンずつ用意されていて、全部で12種類あるようです。メルカリとかで見ると、第1弾の未開封で12個入りボックスが18,000円以上で出回っています。通常価格は3,500円程度らしいので、なかなかのプレミアがついています。郵便局なんて、美品で1個4,500円とかになってたりします(;'∀')! 当時お店で1個300円くらいでちまちま買い集めた気がするので、僕の手元にあるのは6つ。いつものごとくコンプリートできていません(笑) 久々にまじまじと眺めてみましょう。

◉昭和世代には、なにかを思い出しちゃうくらいの出来映え

左から時計店(古川本店)、写真館(神永写真館)、薬局(秋山薬局)

どの建物も扉や窓にポスターなんかも貼られていたりして非常に芸が細かい。写真館には「祝 ご卒業・七五三」とか「結婚式・披露宴」とか書いてあるし、薬局はコーワのケロちゃんみたいなのが置いてあったり、赤電話まで。看板の文字が劣化して剥げてますが、逆にリアルかも。

そうそう、昔はこういうお店の隅に対面のたばこ販売コーナーがありましたね。タイル張りのところとか、そのまんまでした。なんであれタイルなんだろう? 僕などは親からお金を預かって、ランニングシャツに半ズボンで煙草を買いに行かされたりしていました。もちろん、お釣りをお駄賃でもらえるから大喜びです。いつからか自販機で買うようになってました。見るからに小学校低学年の子が、自販機でハイライトとかセブンスターとか買ってるなんて、まあ今なら物議を醸すでしょうね。下手したら通りすがりの誰かに写真撮られてXあたりで晒されて炎上しそう(笑)

左から時計店(森山時計店)、郵便局(新四つ木郵便局)、写真館(中川寫眞館)

どうやら写真館と時計店が2パターン揃っているみたい。理髪店とか酒屋とかはゲットできてなかったんですね。これよく見ると同じ時計店、写真館でもショーウィンドウに貼ってあるポスターとかは違うんですよ。郵便局は時代を感じさせるレンガ造りになっていて、赤いポストも(土台の部分がやたら分厚いですが、ちゃんと「POST」の英文字もペイントされています)。

どの建物も、四面ともしっかり造形されています。
個人的には薬局(右から二つ目)の後ろ側が一番好き♪(こういう建物ありますよね)

◉付属の町の人フィギュアがヤバい!

これ、各キットに少しずつ住民のフィギュアもついていまして、これが造形も彩色もかなりのクオリティなんですよね。このサイズ(約1cm)でよくぞここまで個性豊かに作れるなーと感心しきり。

行商の人とか郵便局員とか、荷運びの兄さんや買い物中のお母さんまで判別できちゃう

以前、飾っていたときには各建物の前の道路部分に両面テープを貼って、そこに立たせていました。眺めてるだけで、雑踏の音が聴こえてきそうでした。ああ、あの頃に戻りたい! 

と、当然のユーミン失礼しました。歳を取れば取るほど、昔を懐かしく思う時間が増えていきますね。若い頃はたぶん、昔のことを顧みるような時間が無かったんでしょうね。今、その瞬間が楽しくて忙しくて。
生まれ育った町は路地裏から何から、すっかり様変わりをしてしまいましたが、記憶の中の街角はなんとかまだ思い出すことができます。あなたの記憶の中の横丁は、どんな風景ですか?

なんだか『20世紀少年』が読みたくなってきました。

ゴジラのフィギュアが欲しくなります

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