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【MONO-OKI】#9 駄菓子屋クオリティのパチモノ怪獣たち《後編》

お待たせしました(ん?待ってませんでした?)。パチモノ怪獣トランプ、後編では、ALASKAさんの「怪獣トランプ」を凌ぐオリジナリティで、その界隈では大人気の逸品だとか。そんな曰く付きのアイテムをリリースしているのが、あの大御所「キューピー」だというところに味わい深さを感じてしまいます。
<▼前回記事はこちら>


◉圧倒的なオリジナリティ。ネーミングにすら粋を感じる

つべこべ言わずに実際のMONOを見ていただくのが一番なのですが、その前に少しだけ。トランプの手札はJOKERを除いて全部で52枚。その52枚分のオリジナル怪獣を考え、絵にする労力は並大抵のことではありません。その上で、前回ご紹介したALASKAさんの「怪獣トランプ」を超えるクオリティでそれを成し遂げてみせた「大怪獣カード」は、確かに世の好事家たちを熱狂させるだけのパワーを持っています。絵柄はもちろんのこと、ネーミングの妙、ささやかなスペックデータも含めて楽しんでください。

ハート札。どれがいいかなんて選べないほど魅力的なヤツらばかりです。
「プラスチック人間・プラキング」とか簡単に壊れてしまいそうです。
「ベータラス」は寄生獣みたいだし、「アイアン星人」は横顔がガンダムだし。
なにげに名前なしの"JOKER"の人もカッコイイ
「ジュネス」はウルトラマンとヒューマンのいいとこどりみたいで成田亨リスペクトを感じます。
「オリックス」とか某球団のマスコットに推したい!
「チーパー」も「エッチ」も「メロメロン」も、ネーミングセンスが突き抜けてます
「ブランピーター」なんて普通にカッコイイです。機械獣とか円盤獣にいそう。
どうやったら「アンドロメロピウス」とか「メトロカバヤン」なんて名前を思いつくのか。
「バキューマ」や「チベトロン」「ジラドン」とかは地味に人が餌食になってて怖いです。
ユーモラスだけどなんか怖い、というのが多いですね
あっという間に最後のクラブ札。「ゴッホッホ」とか、こんな怪獣現れたら
名前を口にするたびに笑っちゃって逃げ遅れそう。
「カシュアス」などは凝ったアングルでじっくり見てしまいます。
あ「オアピア―」もサハラ砂漠出身なのか。「ガリンコ」と同郷なんですね

いかがでしたでしょうか? あのキューピーが満を持して送り出したオリジナル怪獣たち。実際の活躍を実写特撮で見たくなるような怪獣もいますよね。実はそれを本当にやってしまった人たちもいるんですよ。というかこの『日本昭和トンデモ怪獣大全』の著者・堤哲哉さんと、特撮研究の雄・岩佐陽一さんがプロデュースしてるんですが。ナビゲーターの唐沢なをきさんのやる気無さそうな感じも含め、作り手が楽しんじゃってる自主制作映画です。AmazonPrimeで観れるので、早送りして見てみてください(笑) これを見てわかるのは、
1.スキを極めると怖いもの知らずになれるなぁ
2.「他人の欲を満たす」より「自分の欲を満たす」ほうが大切だなあ
3.効果音や音楽って映像作品には欠かせないなあ
というところです。以上、報告終わり!

『モーレツ怪獣大決戦』(画像クリックでAmazonPrimeにリンクします)

◉気付いてしまった謎のメッセージ。誰か教えて

以上で今回のMONO紹介はいったん終わりなんですが、今回の記事用の画像をスキャンしている際にあることに気付きました。それは、こちら。

キューピー「大怪獣カード」の各マークの1と2のカードの裏側。
全てに違うアルファベットのような文字が印字されていました。これはなに?

普通、トランプの裏の柄ってすべて共通ですよね?? 札ごとに柄が違えばいかさまとかトリックに使えそうなんですが、こんなあからさまに違う目印にはしないと思うし、札の種類とアルファベットのような記号の法則もまったく分かりません💦 ハートの1とダイヤの2が同じ"S"のような記号なのはどうしてなんでしょう??

ちなみにこれがハートの全札裏面。アルファベット順でもなく・・・

それでもって「もしや?」と思い、ALASKAさんのほうのを見てみると、

ちゃんとありました。謎のマーキング

第1弾のほうももう一つのほうも、それぞれ中央部分に個別の記号がありました。同じハートの1、2の札でも、第1弾ともう一つのほうで記号が違っています。さらには

同じ絵柄のJOKERでも違う記号・・・・

ということが判明。これって何かの目的や用途があると思うんですが、手品とかトリック用だとしたら何か法則にのっとって付いてると思うのですが、さっぱりわかりません。かといって調査するのは面倒くさい。

おかげで眠れない夜を過ごしています。

誰かご存知の方、教えてくれませんかーーーー?

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