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クルマと静電気

夏から冬に向かい気温が少し下がってきた今日この頃、空気も乾燥してきて、ニット服を着る季節になってきました。

草木も色づき、風光明媚な季節の秋といえ、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、穏やかな気候や、自然の変化点の多さ、農産物の収穫時期が重なり、受ける刺激が多いシーズンともいえるでしょう。

そこで、紅葉ドライブに行って温泉に入ったりするには、いいシーズンになってきたわけですが、車に乗ろうとしたらドアにパチンと、「痛っ!」てことはよくある話ですが、何とか避けれないものか・・・

自動車ライター目線で、静電気について考えてみました。

まず、静電気のお勉強。

米村でんじろう先生のyoutubeチャンネルですが、「アース(接地)」といわれたり「グランド(GND)」を、人間の体でもすればいいということで結論付けています。

この「アース」と「グランド」は、意味が若干違います。アースは、地面に接続すること、グランドは地面に触れる部分をさすようです。

アースとグランドの違いの説明→https://detail-infomation.com/ground-and-earth/

この活用として、セルフのガソリンスタンドの静電気除去装置は、どういった仕組みなのか考えてみます。

静電気除去装置は、プラスチックと金属の混合素材でできており、その先は地面へと接続されています。その部分に触れることで、体内にたまった電気を逃がす仕組みをしているわけですね。

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時より手をこすり付ける人が見かけますが、本当は一体どう触ったらいいものか。

余談はさておき、静電気除去がこれでできるのであれば、その辺の街路樹や植木、強いては地面や壁でも電気を通せば、静電気を避けることができるといえるわけです。


では、車を使う環境の中において、ガソリンスタンド以外の場所では、何が静電気除去シートに値するか考えます。

クルマと静電気が一番関係するのは、ドアの開閉が専らといえます。すなわち、クルマの乗り降りが発生する条件を中心に考えていきます。

そこで最も注目した場所は、駐車場(及びコインパーキング)です。ドアに触れる場合において、駐車場以外でクルマのドアに触れる機会は無いと言っても過言ではないでしょう。

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具体的に、カーシェアの車庫や、SA/PA、ショッピングモールなど、何かと使う機会がある駐車場ですが、その周辺にあるものでアースやグランドに接続していそうなものを考えます。

①自動販売機:よく見る光景ですが、釣銭機れ対策なのか、サービス向上の目的か、精算機の横に自動販売機が設置されている場合が多くあります。

自動販売機はよく見ると地面へとアースされて、金属製の筐体であり、内部の回路でグランドやアースがされているものと考えれば、静電気除去シートと同じ役割が期待できるでしょう(精算機も金属筐体でグランドやアースがありそう・・・)。

②駐車場の街灯:主に、駐車場の屋上や、平面の駐車場にある街灯です。これも、金属が地面に埋め込まれているので、グランドやアースがとれるといえます。

③ガードレール:道路や駐車場にあって地面に埋まっている金属は、ガードレールもあります。これも街灯と同じ理由になるのではないでしょうか。


次に考えるべきは、静電気除去シートに触り方があるのか、それらをどう触るかということです。

まず、静電気など、電荷が発生しているものには、尖ったとことに集まる特性があります。これが一気にワッっと移動するときに発生するのが、パチっという静電気の放電だといえます。

例えば、雷が避雷針に寄っていく特性や、スパークプラグの点火部がとがっているなどが、想像できれば意味は分からなくとも大丈夫です。

したがって、パチっとするのが嫌で、指先からそーっと近づけるとかえって放電しやすい状況をつくっているといえます。

逆に、手のひらなどでバチーンと一気に触れればいいといえ、電荷の移動が発生しやすいようにゆっくり手のひらを離していき、最後に指が離れるように触れるのが良いのではないかと考えられます。

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もっと効果的な方法を考えると、静電気で放電するとき、指先に電荷が集まって一気に放電すると痛いというのは、放電元が指だからではないかと考えます。

だったら家のカギなど金属カギを介して、静電気が発生する箇所に放電してしまえば、痛くないのではないかと想像できるわけです。

クルマに金属カギを近づけるのは非常に嫌な感じですが、ガードレールや街灯に近づけて応用できるのじゃないかと思います。

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