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ウッズの事故、GV80ってどんな車?

先日のニュースで報じられた、タイガーウッズ氏の事故。ケガも長期かかりそうで、復帰には相当な時間を要するのではないかと言われています。

日本ではあまりメジャーではない、「ヒュンダイ」という自動車メーカーの「GV80」という車両に乗っており事故が発生しました。

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そこで、自動車ライター的GV80ってどんな車ということで、調べていこうと思います。

まず、ヒュンダイ自動車とは、韓国最大手の自動車メーカーです。アメリカのGMを抜き、世界第5位の規模を誇る自動車メーカーでもあります。

日本では、あまり知られていませんが、世界規模では有名な会社で、設立は1967年、およそ60年の歴史がある会社です。

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今回話題になったVG80は、ヒュンダイの「ジェネシスVG80」という名前の車両です。ジェネシスはヒュンダイの製造する車両の中でも、ラグジュアリーなモデルに冠される名前です。

例えるなら、トヨタに対する、レクサス的な立ち位置と考えられます。

そのSUVモデルであるVG80は、言わずもがな高級SUVで、2017年にコンセプトカーとして発表されたモデルです。

イギリスの名門ベントレーからデザイナーを引き抜き、デザインされた車両といわれ、そこはかとなく欧州感は狙い通りといったところでしょうか。ベントレーも現在は、ドイツの老舗フォルクスワーゲンの傘下となっており、メータ周辺のパネルや、スイッチ類など、雰囲気がよく似ています。

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ボディは、軽量素材を大量に使い、新設計のM3シャーシは低重心化を図るなど、意欲的に新技術が取り込まれています。

エンジンも新開発で、2500ccの直列4気筒シングルターボ(およそ300馬力)のエンジンと、3500ccのV型6気筒ツインターボ(およそ380馬力)の2種類がラインナップされているようです(韓国では3000ccのディーゼル仕様もある)。

ギアは、欧州市場や、北米市場で高級車に搭載されることの多い多段式ATミッションで、8速仕様となっています。

価格は、最上級グレードでも750万円程ですので、内容の割にリーズナブルなお買い得車といえます。

先進支援システムでは、世界初の機械学習をベースにしたスマートクルーズコントロールを搭載し、注目もされていたモデルとされます。

また、別に世界初のシステムが搭載されており、ロードノイズ・アクティブノイズコントロールというシステムが採用され、静穏性を高める工夫がされています。

ここからは、どんな車がライバルになるか考えたいと思います。

ヨーロッパ勢では、BMW・X7、アウディ・Q7、ベンツ・GLEと、同じセグメントにカテゴリーされます。

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日本や北米では、レクサス・RX、インフィニティ・QX60、アキュラ・MDX、あたりになるのではないでしょうか。

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エンジン性能に関しては、これらと比較するとやや足りないような気がしますが、一般道での走行で大きな差になるようなことは無いでしょう。

安全装備に関しては、今回の事故で疑問視される部分がありますが、各車とも意欲的に先進装備を採用しているという点においては同じといえます。

最後に価格的に見れば、ヒュンダイが圧倒的に安く、他は、フルオプション状態では、軒並み1千万円近い(もしくは超える)販売価格です。

今回の事故原因はまだ発表されていませんが、ヒュンダイのADAS開発に携わる部門では、調査が進んでいるのではないでしょうか。

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