分かっちゃいたけども

今年より、本格的に地元の某サッカークラブ
(母体は変わったけど一応
出身クラブと同一チーム扱い)
で、「アシスタントコーチ」として
お手伝いをさせていただいております。

将来、教員・指導者になる為の経験の場として
昨年末に指導の勉強をさせてもらいたいと言って
勝手に押し掛けた身ではありますが、
存分に経験を積める環境
(月/U-9、U-15 木/U-9、U-12 週末/U-12orU-15)を用意していただき、
非常に感謝している次第であります。。
自分の経験の為でもありますが、
クラブに所属させてもらっている以上は
クラブの一員として精一杯、
自らが学びつつも、自らが得た
これまでの経験で培ったものを還元させながら
サポートさせていただく所存です。

本格的に指導現場にサポートとして携わって
活動自粛期間を挟みながら
3,4ヶ月は経ったと思います。
まだまだ未熟ながら感じたことが、

分かっちゃいたけど「指導って難しい」。。

基本的にはアシスタントなので、
指示されたメニューを行うプレイヤーに対して
その都度、様々な声かけをしていく立場なのですが、
時には自分がトレーニングを仕切ることだって
ないわけではないのです。

練習メニューを指示するだけなら序の口。

何人もいるプレイヤーを常に観察すること。

強み、弱点を見極め、
プレイヤーに対してタイミングよく声かけを行い、
自分の気付きを言ってあげること。

その他コミュニケーションを積極的にとることで
プレイヤーとの信頼関係を築くこと。

また、特に小学校低学年においては遊びたい盛り、
集中力が散漫であることがしばしばなので、
ベクトルをトレーニングに向けさせることも
コーチングのひとつの要素。
(とはいえなかなか聞く耳持たないんで、、
そこはまだ試行錯誤しながらやってます)

一概に「指導」といえど
考えるべきことは多く、、
自分はそんな器用な人間でもないので、
頭は常にフル回転しておかなければなと。。

もう少し具体的なところに踏み込むと、
特にスポーツは「心・技・体」
重要であるというのは有名な話。

例えば、試合でプレイヤーに
シュートのミスがあったとする。
果たしてそのミスが

「シュートを決めないと」という気持ちが
空回ってシュートミスが起きた、つまり
メンタル(心)面から起こったミスなのか、
そもそもプレイヤーにこの局面で
シュートを撃つ技術がなかった、要は
テクニック(技)面が原因のミスなのか、
はたまた、その距離からシュートを撃てるだけの
身体能力がなかった、いわば
フィジカル(体)面からくるミスなのか

によって、プレイヤーに対するその後の
アプローチは変化する。そういった部分も
見極められれば、指導者の質としてはもっと高まる。

また、プレイヤーの疑問に対して
納得のいくヒントや答えを提示すること、
試合や練習中に起こるミスマッチを
修正していくことも、指導者として
大事なファクターになると学びました

同時に、クラブでの活動を通じ、自分の
サッカーに関する知識のアップデート
もできつつあります。

当たり障りのない範囲で言うと、
現在お手伝いさせてもらっているクラブでは
「アタッキングフットボール」
(積極性を重視し、ポゼッション及びハイプレスを活用しながら、できる限り長く主導権を握りつつゴールを目指すサッカー。Jリーグにおいては主に横浜F・マリノスが使用する戦術)
を標榜しています。

また、「ポジショナルプレー」の概念において、
3,4項目に分かれている「優位性」の中の
「質的優位性」を組織的にカバーする、
「個人能力に依存しすぎないサッカー」
重要なコンセプトです。

「古きを温め、新しきを知る」じゃないですけど、
新たなサッカーの考え方、知識を日々
アップデートできているので凄く楽しいです。

また、代表の指導者の方が経験豊富で、
A級指導者ライセンス保持、
元Jリーグクラブ下部組織のコーチで
海外研修も数多く経験しているので、
指導観などといったところで
様々な刺激をもらいながら活動できるのは
非常に幸せなことだなと思っています。

まだまだ未熟者、酸いも甘いも経験したわけでは
ないですが、徐々に指導することの大変さ、楽しさを
自分なりに見出すことができています。奥が深い。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?