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THE SECOND 2024を振り返る

先ほど熱戦が終わったばかりの THE SECOND 2024。2回目の開催となった今大会も非常に白熱した内容で最高でしたね。

今大会は昨年王者のギャロップの漫才からスタートしました。マシンガンズとの激戦から、もう1年が経ったのですね。時の流れは速いなぁ。会場の雰囲気作りにもなるでしょうし、前年度チャンピオンの漫才から始める流れは今後も続けてほしいですね。これは他にあまり例のない取り組みですから。

オープニング映像にもあった「彼らは今、全盛期。」とはよく言ったもので、全組それぞれの良さが6分の漫才の中に存分に発揮されていて、本戦はずっと笑いっぱなしでした。東西の強豪たちを制して決勝トーナメントへ進んだのですから、皆さんめちゃくちゃ面白かったですね。

個人的に特に好きだった漫才は、金属バットの1本目と、ザ・パンチの2本目、ガクテンソクの2・3本目でした。今大会を制したガクテンソクの漫才は、ものすごく洗練されたボケとツッコミの応酬で面白さに隙がないなぁと感じました。ガクテンソクの3本目はM-1ラストイヤーの敗者復活で見たことがあるものでしたが、それでも新鮮に楽しめましたし、何よりめちゃくちゃ面白かった。最終決戦では、ガクテンソクの造形美とその面白さがザ・パンチの人間味の面白さを上回って、目の肥えた会場のお客さんの心を掴んだのではないかと思います。

ガクテンソクのことはずっと前から知っていましたし(コンビ名が漢字表記の「学天即」の頃から)、ずっと面白い人たちだなと思っていたので、今回の結果はとても嬉しいですね。お2人にとっても、今回のタイトル獲得はこれからの漫才師としての人生を歩むための大きな自信になったことと思います。ガクテンソクの全盛期はまさに今、ということでしょう。劇場やテレビで活躍するこれからのお2人が楽しみですね。優勝おめでとうございます!

熱き戦いを繰り広げた漫才師たちを見守った芸人さんたちも素晴らしかったですね。ハイパーゼネラルマネージャーとして参加した有田さんも、スペシャルサポーターの華大のお二人も、優しさと愛に溢れたコメントで大会を盛り上げていました。漫才師への愛とリスペクトに満ちた言葉の数々は、出場した漫才師はもちろん、会場やテレビの先のお客さんにも深く刺さったはず。どうしても緊張感が高まってしまう賞レースの雰囲気を和らげてくれるようなお三方のような存在は、これからもこの大会には必要だと思いますね(多くは語りませんが、8組の漫才師に対する松ちゃんのコメントも聞いてみたかったです)。

その差わずか1点の同期対決を目にすることができたり、審査員の方から「面白いな悔しいな」というこの上ない誉め言葉が生まれたり、16年前のM-1で放った名フレーズをまた聞くことができたり。まるで漫画のような、とにかくグッとくる展開が今年も沢山ありました。感動できて、アツくなれて、何よりかっこいい。「お笑い」ってすごいカルチャーですよね。お笑いが好きでよかった。漫才が好きでよかった。THE SECONDは本当に面白くて、素晴らしい大会です。来年もあるといいな。

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