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腰割三戦。

数年前のことだが、脚を外旋させる腰割りと、上半身を圧縮させる三戦とを組み合わせた、「腰割三戦」というのを考案した。
腰割りといっても腰の高い、足幅の狭い、腰割りである。これは書籍、白木仁著「腰割りで体が若返る」に記載されている腰割りを元に採用している。

私が腰割りにこだわるのは、歩くとき、しゃがむとき、すべての脚の動作に外旋が含まれており、底面積が広くとれることである。さらに日本人は大陸人よりも西洋人よりも、股関節の可動域が広いことがある。

私はこの「腰割三戦」で姿勢を取り、台湾の金鷹拳の突き打ち動作をやる。
本来、空手でも南派中国武術でも、突き打ち動作は足を内旋させる姿勢でやるが、私は、日本人の股関節の可動域が広いということで、相撲のように、上体を安定させるには足を内旋させるよりも外旋させたほうが良いという考えである。
大陸人や西洋人は内旋で脚が締まるが、日本人は外旋で股関節が締まる。

柳生新陰流ではこの股関節の外旋のことを「エマす」と呼ぶ。
西江水の事、として、「尻をすぼむる事」と伝えている。

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