死のロード

noteを開くときはいつも、何かがあったときだ。
とにかく自分に絶望して、やりきれない誰に言うことでもないようなことをここに吐き出してきた。
最近はその回数も減った。やりきれないことがないかと言うとノンノンノン。
ただ、そんな自分に構ってられないほどやらないといけないことがあるというだけだ。
いつも自分がうまく行っているなと思う時は、アイシールド21に登場するワイルドガンマンズの早撃ちキッドの言葉を思い出す。

期待しすぎたらロクなことがない。

彼は初めて夢を口にした時、クォーターバックの命でもある腕を蛾王に粉々にされた。
腕が粉々になることはないけれど、上手いこといってるなーと思ってる時は大体ミスる。

つまり何が言いたいかと言うと、今すごく楽しい。
やっぱりこの仕事は楽しかったんだということを確信できてすごく嬉しい。
自分が思いついたことが笑いにつながり、君には無理だよと言われてきた仕事がジャンジャン舞い込んでくるようになった。
スケジュールでいえば訳がわからない組み方をしている。これまで自分はお給料をもらいすぎだと思ってきたけど、自分の仕事をフリーの人が全部やったとしたら、軽く月100万円はもらっている。
自分の仕事ぶりが自分の給料を抜いた(感覚になった)のは初めての経験で、こんなに嬉しいものなのかと思った。

僕の中で死のロードと名付けた8月半ばから9月半ばまでの1ヶ月。
阪神タイガースでももうちょっと短い道を走っている気がするけれど、これを走り抜けた先に何かが待っている気がして、一瞬も気が抜けない。

ふとカレンダーをみて、おいおい折り返してもないのかよともはや笑えてくるが、その笑みは決して絶望によるものだけではない。

どうせまた絶望の季節が急にやって来る。その時、かつて楽しく仕事していた時期があったということを思い出せるよう、あのちゃんのラジオを止めてでもここに書き留めておきたかった。

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