見出し画像

伊豆山稜線歩道

4月半ば

土日の天気が良さそうだったので、前々から行きたいと思っていた縦走をした

静岡県の伊豆半島にある伊豆山稜線歩道

天城峠から修善寺虹の郷までおおよそ43kmほどを繋ぐロングトレイル?まあ、縦走だ


天気が良いと、富士山もくっきり見える絶景のコースで、歩くなら絶対に晴れが良かった

天気予報を何度も見て、晴れなのを確認してから家を出た

家を出たのは4時半過ぎ、外はまだ暗いので晴れか曇りかは分からない

しばらく電車で寝ていると、いつのまにか静岡県に入っていた

僕はこれから春の陽気を感じながらハイキングするんだと思い、外に出た。


外は雨が降っていた


春の陽気など微塵も感じられないし、むしろ寒い

短パンで来た事を後悔した。


しかしここはまだ到着地点じゃない
ココで電車を乗り換えて、さらにバスにも乗るのだ

そうして家を出てから4時間後

ようやく天城峠のバス停に到着し、午前9時に登山開始



雨の森

やはり雨が降っていた

スマホレンズでも確認できるほど大粒の雨が降っている

いつもこうだ

僕が山に来るといつも雨

天気の日に雪が降ったこともあったし、
サハラ砂漠でも雨に降られたことがある


砂漠の民ならばもてはやされてたに違いない

しかし、ここは日本

多湿な環境のこの国では
煙たがられるだけだ


歩道

荷物はベース3.2kgほどと軽くしてきてるのに

悲しみがつまっているせいで、重く感じる

天気予報など、もう2度と信じないと心に誓って歩き始めた


バス停では雨なのにこの稜線歩道を歩こうとするハイカーが5人ほどいた

彼らを置いて足速にスタートする
今日は20kmほど歩いて、土肥峠と言うところまで行く予定だ

まあ、歩いているうちに雨は止んでもっと楽しい気持ちになるだろう

濡れた木
大きな木


何時間経っても

雨はやまなかった


そして、バス停で見た以来、彼らの姿も一度も見ることはなかった

雨が止まないので引き返したのかもしれない

まあ、寒くはないし取り敢えず歩き続けようと歩いているうちに

森を抜け、峠に出た

この日、一度だけ青空が見えた仁科峠


CTよりも1時間半ほど早い

別に早く歩けば雨に当たらないと思って早く歩いたわけじゃない

ダラダラとこんな雨の森を歩いてても仕方ないと思ったのかもしれない

まあ、全く面白くなかったわけでもないけど。

そうして負のエネルギーを充満させた僕は15時半ごろ、土肥峠の先、南無妙峠まで着いた

コジーにラーメン


タープとビビィを張って寝床完成

知り合いに作ってもらったコジーにラーメンを入れて夜飯

17時くらいにはもうシュラフに入り
ドラえもんの映画を見ながら寝た。

春の陽気とは程遠く、気温は5度。
それなりに快眠して朝を迎えた。

昨晩もずっと雨が降っていたらしくタープがビショビショだ。

そんなタープをグシャグシャに丸めてザックのネットに突っ込む


今日も昨日ほどではないが雨が降っている

なんて日に来てしまったんだとまた思う


因みに東京はピーカンだったらしい。
なんなら、伊豆以外は晴れてるみたいなことを、唯一すれ違ったおじさんが言っていた


何という不運
なんなら、一部界隈では強運かも知れない


歩いている時の描写が少ないのは、歩いている時の記憶がほとんどないからかも知れない

写真もあまり撮っていないし
富士山が見える稜線にも霧しかないので、楽しい気分にならないのは仕方のないことかも知れない

何度も言うけど、楽しいことは楽しいんだけどね
こうやって書くとどうしてもネガティヴに書いてしまう

途中食べた焼きカレーうどん800円


10時半
だるま山レストハウスで昼飯を食べた

ここでゴールし、バスで修善寺に向かう人も多い。僕もそれで行こうかと思っていたけど、

バスは15分前に行ってしまい、あと2時間来ない

じゃあ、歩くしかないかと本当のゴールまで行く

虹の郷付近


12時頃、ゴールの虹の郷に着いた

だるま山レストハウスから虹の郷はロード歩きも多く、別にバスでスルーしても良かったなと再度後悔。

まあ、色々と文句を垂れながらゴール


さて、バスに乗ろうかと思ったけど
まあ、良いかとこのまま歩くことにした

さっき、バスに乗れば良かったと後悔したばかりなのに何にも学習しない

そしてロードを更に8kmほど進んで修善寺駅に到着

最後は雨が止んでたけど、基本ずっと雨だったな


次は晴れると良いな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?