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『真FMWターザン後藤in大銭湯プロレス』【プロレス映画考古学 第三回】

今回は映画ではなく、ビデオ安売王のオリジナルV。内容は題名の通り、銭湯で行われるプロレス。
ノーロープ・エニィウェア・時限式釜茹でダブルフォールワンナイトタッグマッチに挑む、今は亡き、鬼神・ターザン後藤。

<鬼神>

ルール=脱衣所にマットを敷いて闘うタッグマッチ。パートナーは湯船の中で待機。

<デスマッチ会場>
<ヘッドハンターズ vs ターザン後藤&ミスター雁之助(レフェリー・マグナム北斗)>

時間ごとに湯の温度が上昇し、速やかなタッチを行わないと入浴中のレスラーがノボせるという、試合権の無い選手へのデスマッチ。
第三者の干渉を受けず、人目に付かぬ会場という条件で選ばれた銭湯だが…

<通常営業中>

営業中なので背中を流しているおっさん達の視線には、嫌というほど晒されるわけである。

<半笑いの尊師>
<解脱>

半笑いの表情で入浴する髭面のセクシーターザンに、浴槽内は尊師の残り湯状態。

女風呂へ乱入する尊師に、女性信者達も狂喜乱舞である。
一説には便所の扉を弟子に開けさせるほどの潔癖症、との噂のある後藤。
綺麗好きにとっては、この上なく有利なルール。

<職務に忠実な主人>
<死線をさまようヘッドハンターBのほう>

時間を追うごとに主人が薪をくべ、ヘッドハンターAのローンファイトに、待機中のパートナー、Bは青息吐息。湯に浸かる習慣のないプエルトリカンにとって、まさに死闘であった。
―おわり―

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