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片手鍋焙煎はどれくらい散らかるのか。オススメの場所と対策

片手鍋焙煎なんか散らかるって聞いたけど…

こんにちは。つーじーです。
片手鍋焙煎したコーヒー豆でカフェの間借り営業したり、コーヒー豆をオンラインストアで販売したりしています。

おうちで焙煎してみたくていろいろ調べたら、片手鍋焙煎がオススメって書いてあって、器具も揃えた!よしやるぞ!
ってとこまで来た人に向けた記事です。

おそらくどこかで聞いたと思うのですが、家で焙煎するとチャフと呼ばれるコーヒー豆の薄皮が飛び散りまくりやがるんです。
それに煙もすごいでるとかなんとか…

でも、どれくらいどんなふうにチャフが飛び散るかわからんし、煙もどれくらいでるのかわからんし、家のどこでやるのがいいか判断しにくいと思うのです。

そこで、家で焙煎しまくっている僕がおすすめの場所を紹介したいと思います。

チャフはどれくらい飛び散るのか

まず、焙煎した後、どれくらいチャフが飛び散るかを紹介します。
飛び散りを何も気にせず、焙煎した場合、範囲としては、自分の周り半径1mくらいにとびちります。

あとチャフの量としては、厳密にはわからないですが、
5㎜くらいまで細かくした落ち葉が片手にこんもり乗るくらいでしょうか。
それを家の中で急にばらまいたら同居人にブチギレられますよね笑

多少飛び散るのはどうしても仕方のないことだとしても、場所等を工夫することで、かなり飛び散りを軽減したり、後片付けしやすくなったりします。

煙はどれくらい出るのか

焙煎すると煙が出そうなのはなんとなくわかる気もするのですが、どれくらい出るかなんて全くイメージつかないですよね。
僕も初めての時は火災報知器がならないかとか心配しました。

煙の量は、焙煎度と焙煎量で結構変わります。
片手鍋焙煎では、そこまで大きく焙煎量を変えられないので、特に注意するのは焙煎度ですかね。

焙煎が進むとコーヒー豆がパチパチなり始めます(1ハゼ)。この辺りから煙が出始めます。ですが、そこまで煙は濃くないです。

さらに進むともう一度ピチピチと小さめに細かく音が鳴り始めます(2ハゼ)。
ここから一気に煙が濃くなります。

片手鍋焙煎では、鍋内の煙を排気するために、1ハゼ以降くらいから、鍋の蓋を開けたりします。
そうするともふんっと煙が出てくるわけです。
焙煎をしているときは必死なのであまり気づかないのですが、ふと部屋を見回すとコンサート会場のようになっていることがあります。
2ハゼを超える焙煎をする場合、それくらいの煙の量がでます。

片手鍋焙煎にオススメな場所、NGな場所

以上の困難に立ち向かうために、おすすめの場所とオススメに見えて実はNGな場所を紹介します。

片手鍋焙煎オススメな場所

ずばり、キッチンです。
というか、換気扇近くです。これが一番オススメポイントですね。
煙が出てくる頃からしっかり換気扇を回し始めてください。
部屋をコンサート会場にする前に煙を回収しましょう。

もう一つキッチンがオススメな理由としては、
チャフが飛び散っても片付けしやすいことです。
僕の場合、なるべくシンクにチャフが落ちるように工夫しています。
シンクに落ちたチャフは水を流せば、目が細かめの排水溝ネットであれば、しっかりチャフを回収してくれるので、片付けが楽チンです。

全てのチャフ君がシンクに行儀良く収まってくれるわけではないのですが、キッチンだと、もともとフキン等がありますし、サッと拭いたりすれば大体のチャフ君を回収できるのでオススメですね。

というか部屋の他のどの場所もNGすぎるだけかもしれません。

オススメそうに見えてNGな場所

片手鍋焙煎を始めた頃は、チャフの飛び散りと煙の排気を別の方法で行っていました。
それは、「全て直接外へ」方式です。
つまり、ベランダですね。
僕の場合、ベランダの手前?で焙煎しながら、煙が外に逃げるようにサーキュレーターを設置していました。
焙煎後もベランダでチャフを飛ばせば、部屋が汚れずなかなかいい方法じゃーんと思っていましたし、それなりにいい感じでした。

しかし、あるときから焙煎が急にうまくいかなくなり始めました。

焙煎において温度管理は重要なのですが、温度が上がって欲しいタイミングで全然温度が上がらなくなったのです。

はじめは、火力が弱かったかなとか思っていたのですが、じつは季節の変わり目で、外気温がぐっと下がり始めたときだったんです。

試しに屋内(もともとぎり屋内でしたが)で、キッチンでやってみたところ、もとどおり安定して焙煎ができるようになりました。

業務用の焙煎機等は豆が入っているドラムの周りにもう一枚外側があるので外気温の影響を受けにくくなっていますが、
片手鍋焙煎は、豆が入っているドラムが剥き出しのようなものなので、かなり外気温の影響を受けるということですね。

焙煎の安定性や味もそこまでこだわらないぜ!って方はアウトドア焙煎もかなりおしゃんなのでありですが、

ある程度、安定した焙煎の形を取りたい方はベランダ等外気の影響を受ける場所は避けたほうがいいと思われます。(その代わり、部屋の中が煙たくなったり、散らかりやすいですが…)

同居人の目を気にしながら片手鍋焙煎してみよう!

どうしてもチャフが飛び散ったりするのを完全に防ぐのは難しいです。
しかし、家庭でできる焙煎の中で片手鍋焙煎は蓋があるため、手網焙煎等と比べると、チャフの飛び散りはかなり抑えられる方です。
(この点は、味への悪影響もあるので、一長一短です…)

焙煎するぞ!というときは必ず同居人の理解を得てからするようにしましょう!
でないと、焙煎したてのコーヒー豆握らされかねないですよ!

じゃーにー

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