「書く」と「話す」

私は「書く」ということが好きだ。
ペンや鉛筆、筆などを使って紙に文字や記号を記す「書く」
自分の思考や伝えたいことを言葉を媒体として表現する「書く」

どちらの「書く」も大好きだ。

私は悩み事があるとき、モヤモヤした気分のとき。
お気に入りのノートを開いて2Bの柔らかめの鉛筆で書きまくる。

対峙するのはノートと、自分の心。

自分の気持ちを正直に言葉にして「書く」。
鉛筆を握りしめてゴシゴシとノートに「書く」。
すると、不思議と心が落ち着き、凪のように安らかな気分になる。

「文字」というものを使えば、私は雄弁になれる。


ただ、私は自分の考えを音声として伝える、
「話す」ことがどうしても苦手だ。

自分の伝えたいことをきちんと届けるために、話す内容と同時に表情、声色、相手の反応、色んなことを同時に考えなければならない。
それに加え、相手が自分の話そうとしていることを待っているという状況に焦ってしまって余計に言葉が出てこなくなる。

だからいつも自分の思いや考えをうまく相手に届けられない。

家族には「もっと自分の意見をはっきり持ちなさい」と言われる。

違う。自分の意見はちゃんとあるけれども、それを口にするのが下手くそなだけなんだ。

でも、最近、いくら自分の中で意見があったとしても、それを伝えられなければ意見が無いのと同じだと気づいた。

きっと、これから生きていく中で自分の意見を伝えるときには
圧倒的に「書く」ことより「話す」ことの方が多い。

「話す」練習しないとな。

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