ラスコー洞窟の壁画とは

1940年に、フランス中部にある村モンティニャックの近くで、4人の少年によって発見されたという壁画。1万5,000年〜1万7,000年前に描かれたという。

教科書で牛の絵は見たことがあったが、なかには人間も描かれているという。自我を考えるほど余裕がないだろう生活の中で、わざわざ絵を描くぐらいだから、よっぽどはっきりとした目的があったのだろうと思う。そんな時代に人間という外の自然と比べたら何の力もない存在を描く対象にするとは。他者の存在感を際立たせるために描き入れたのではないか、という気がしてならない。

追伸。新型コロナウイルスの影響により、世界的に不況が進んでいる。フランス中部の村に訪れることはとうてい叶わないが、ネットで訪問することができる。一度でいいからアクセスしてみてほしい。

教科書の写真からは想像できないほど、そこに有る存在感。これを発見した少年たちはさぞかしびっくりして怖かったのではないだろうか。やっぱりこういうものを見てしまうと体験に勝るものはないと思ってしまう。いつかは訪れてみたいものです。

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