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霊言の新作が来ないので「イチローの霊言」を振り返る

霊言の霊圧が消えた

「幸福の科学」の大川隆法総裁は、「霊言」ができるといいます。

「霊言」とは何か。
ハッピーサイエンス公式の『「霊言」ココがすごい!』によると、次のような感じだそうで……。

単に死者と話すだけでなく、現在生きている人間の守護霊と話すことによって、国家指導者の醜い本心を暴いたりできるそうです。

ところが最近、ゴルバチョフさん、エリザベス女王、アントニオ猪木さんといったビッグネームが亡くなっても、霊言のお知らせが来ません。

時期的には、7月以降。
テレビなどで統一教会批判が盛り上がってから、公式サイトの「法話・霊言」のページに、新作霊言の告知が来なくなりました。

たぶん、いま有名人の霊言を出して、霊感商法と同じノリで取り上げられるのを恐れているのかと存じます。

 

実は霊言してる…?

ただ、「幸福の科学」の会員さんのSNSを見ていると、「2022年9月30日に開示された霊言」の感想がまばらに出ていたりします。

元々、大川さんの霊言は、各地にある「幸福の科学」の建物(支部や精舎)の中で、会員向けに公開されております。
(その一部が書籍化されて一般向けに販売)

これまでは、公式サイトに「○月×日から■■の霊言ですよ」といった案内が出ていたところ、9月30日の告知は出ていませんが……。
実はこれまでにも、表向けに告知されていない霊言は普通にあったりしたのでしょうか?

とりあえず、9月30日のやつも、亡くなったエリザベス女王ご本人の霊言ではなく、亡くなったエリザベス女王についてイエス・キリストがコメントするという形のようで。

それはそれで日和ってはいるのですが、まったく霊言をしていないわけでもないらしい(?)です。

9月30日の霊言では、イエスさんがエリザベス女王をディスっていたという噂でした。
(「幸福の科学」的には、亡くなったエリザベス女王の評価は低いようです)

 

霊言本は出ていない

ともあれ、それなりのペースで刊行されていた「幸福の科学」の霊言本が、4か月ほど刊行されておりません。

7月の『ウクライナ発・世界経済とアジアの危機』が最後。
その発売日ごろに元総理の暗殺事件が起きて、刊行がストップしました。

まあ、霊言本が出ていない間にも、大川隆法さんが自分自身をモデルにした小説のシリーズは発売され続けたのですが……。

主人公の名前が鏡川竜二で、大川隆法さんと同じように、田舎生まれで東大法学部に進学する小説です。
(鏡川竜二という名は、大川隆法さんの鏡であり、2Pカラー……みたいな意味合いかと存じます。たぶん)

元総理の事件が起こる前から、大川隆法さんの新刊、やたらと小説が増えていたのですよね……。
(もちろん、信者以外にはまったく需要のない小説です)

 

しかし、とにかく最近は霊言が摂取できていなくて、霊言分が不足しています。
なので今日は、昔の霊言を読み返させてください。

てことで、2013年の「イチローの霊言」の話題です。

 

イチローの霊言

いちおう、当時の経緯としては……。

2013年8月21日、イチロー選手が日米通算4000本安打を達成。
2013年8月27日、大川隆法さんがイチロー守護霊の霊言を公開収録。

そして、2013年9月19日には、この本が書店に並んでいました。

と、世間の話題に素早く便乗することに定評のある「幸福の科学」です。

パッと見は、編集者が2週間くらいでデッチ上げた「研究本」に見えなくもない装丁。
「守護霊は語る」という部分を見落として、うっかり買ってしまった野球ファンもいたようです。

イチロー守護霊とかいうわけのわからないものと著者が勝手に考えたような会話」

 

「私にはわからない」

本の内容は、大川隆法さんがイチローの守護霊を呼び出して、それに「幸福の科学」の信者さんが質問するというもの。

招霊を行う前の、大川隆法さんの説明では……。

大川隆法「『どこそこのチームとのゲームで、何対何だったときに、どんな感じで打ちましたか』などと、(野球について)あまり細かいことを訊かれても、私にはわからないことがありますので、そういうものはご勘弁ください。
(中略)
それでは呼びます」

と、野球の特定の試合に関する質問とかは分からないからするなと、公開霊言の直前に、信者たちに釘をさしていました。

霊言の前に、大川総裁が、質問者たちに向かって話しているところ

どうして大川総裁が分からないとイチローの守護霊が答えられなくなるのか、ちょっと言ってる意味が分かりませんでした。

 

イチロー守護霊、登場

ともあれ、大川隆法さんが「イチロー選手の守護霊よ。イチロー選手の守護霊よ。どうか、幸福の科学総合本部にご降臨たまいて……」と祈ると、イチローの守護霊がやって来ました。

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