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打ち切り漫画を集めた十刃(エスパーダ)を考えるやつ

※この記事は11月12日に更新しました。マガジンとしては「10月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。


今日の話題

前回、「新約聖書と『幸福の科学』の霊言」という話題で時間をかけてしまったので、今回はお気軽な更新を目指します。

先日、こういうツイートを見かけまして……。

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乗っかるような話題でもないかもですけど、せっかくだから、私なりの好みの「ジャンプ迷作打ち切り漫画を集めた十刃エスパーダを聞いてください。

 

いちおうの基準?(流し読み推奨)

なるべく以下の条件で考えてみます。

「ジャンプ連載」
「タイトルに数字が入っている」
「打ち切り漫画」
「迷作」

『BLEACH』の「十刃」に準拠するなら、迷作としての強さで序列を決めるのが良いのかもですが……。
今回は元ツイ通り、タイトルのどこかに刻まれている数字で10作挙げます。

数字に「語呂合わせを採用するか」で選択が変わりそうですが、なるべく語呂合わせは避けつつも、臨機応変に対応。

「打ち切り漫画」という条件についても、連載期間の長いものは避けたいけど、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処します。

※連載期間
広い意味では、『シャーマンキング』も『聖闘士星矢』も『男塾』も打ち切り漫画ですが、そのタイプは今回の主旨に合わない?
細かく分ければ、1~2巻で終わったガチの短期打ち切りと、5~6巻ほど低空飛行しての打ち切りもジャンルが違うのですが……。

今回は、「『P2!』(全7巻)は含むが、『空のキャンバス』(全7巻)は含まない」くらいのフィーリングでやってみます。

 

第1十刃(プリメーラ)

『一ノ瀬家の大罪』

まず、今回の話題自体が『一ノ瀬家の大罪』から発生したものです。

『週刊少年ジャンプ』2022年50号

「『タコピーの原罪』を大ヒットさせた作者が、本誌に登場!」と大いに期待されて始まったけど、全6巻(48週)で打ち切り。
読んでいて状況を把握しづらいところがあり、多くの読者に「この漫画って、結局何だったんだ?」と思わせる内容でした。

連載期間はそこそこ長く、『ノルマンディーひみつ倶楽部』(46週)よりも2週間ほど長命です。

 

『ワンマン・アーミー』

と、素直に第1十刃プリメーラは『一ノ瀬家』で良いのですが……。「1」がタイトルに入る漫画は多いので、ほかの選択肢も考えられます。

たとえば『ワンマン・アーミー』も、きっちり10週で打ち切られた漫画。

『週刊少年ジャンプ』1980年24号

これについては、過去記事で紹介したこともあるのですが……。

個人的に好きなのは、椅子に画鋲を置かれたときの主人公の対応です。

と、ケツで画鋲に勝って「おれのケツは超合金でできている」と笑ってみせる主人公(マブい!)

『週刊少年ジャンプ』1980年25号

てことで、個人的な好みでは『ワンマン・アーミー』を推したいです。

そして、「悪いな 俺のケツは #1(プリメーラ)だ」とか言ってほしいです。

 

第2十刃(セグンダ)

『ふたりの太星』

「2」も候補は多く、『P2!』『ダブルアーツ』『ふたりの太星』などが思い出されます。
ただ、個人的には、これらは「迷作」というよりも「惜しかった漫画」の印象でしょうか?

まあ、将棋漫画なのに常に拘束衣のキャラがいる『ふたりの太星』とか、確かに「迷作」かも知れませんが……。

『週刊少年ジャンプ』2019年26号
『週刊少年ジャンプ』2019年28号

 

『セコンド』

そいで、個人的には、第2十刃セグンダ『セコンド』を推したいです。

『週刊少年ジャンプ』1988年16号

※ボクシングのセコンドは、元は「第二の人」みたいな感じで、英語の「second」由来らしく……。スペイン語の Segundo に相当する言葉だとは思うので、「第2十刃(セグンダ)」に入れても問題ないかと。

『セコンド』のことも、過去記事に書いたことがありますが……。

主人公はセコンドのおっさんで、毎回、違うボクサーのセコンドをします。

たとえば、第1話に登場するボクサーは、ちょっぴり多めにジュースを飲んでしまって減量に失敗。
体調を崩して、実力を発揮できずに試合に負けて……。

『週刊少年ジャンプ』1988年19号

「11月の夜風は冷たい……」と、第1話「200グラムの誘惑」完。

その後も、第3話「噛ませ犬」第4話「ロッキーになれなかった男」など、シブい話が続きます。
けっこう面白いのですが、『ジャンプ』でやろうとしたのが間違いという意味では「迷作」と言えそうです。

 

第3十刃(トレス)

『三ツ首コンドル』『三獣士』

「3」の漫画も、まあ多い方でしょうか?

最近だと、2014年に16週で打ち切られた『三ツ首コンドル』とか、

『週刊少年ジャンプ』2014年33号

少し前だと、2000年に19週で打ち切られた『三獣士』が思い出されます。

ちなみに、『三ツ首コンドル』のラストはこんな感じで、

『週刊少年ジャンプ』2014年49号

『三獣士』のラストはこんな感じ。

『週刊少年ジャンプ』2000年32号

「さあ行くわよ」「ええ」「ご愛読ありがとうございました!!」
「行くか!!」「はいっ」「ご愛読ありがとうございました!」

と、この「あるある感」は、セットにすると輝きます。

なお、『三獣士』は『西遊記』モチーフの漫画なのですが、三蔵はボンテージファッションの美少女でした。

これについて、作者は、「ただボンテージが描きたかったから描いた」というコメントを残しています。(単行本2巻)

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