前置き
最近、『少女革命ウテナ』の幾原監督に関するニュースがありました。
それを受けて、同じような経験があるという話もいくつか出てきました。
今日の話題
そういう系の古い事件では、1986年に、平井和正先生の小説(ウルフガイシリーズ)の主人公「犬神明」を名乗る人物が現れたことがありました。
その自称「犬神明」は、作者の平井和正先生と対談をしています。
「夢か幻か! 特別対談 平井和正vs.犬神明」
たぶん有名な出来事なのですが、最近はあまり話題になっていないようなので、その話をさせてください。
犬神明登場まで
予兆の手紙
1976年、平井和正先生のところに「自分の友人にウルフガイみたいな男がいる」という手紙が届きました。
書き出しはこんな感じで、
それから、差出人の友人が『ウルフガイ』そのままの男であるということが、延々つづられています。
しかし、この手紙は2通だけで途絶えてしまったそうです。
呼びかけ
この手紙について、平井和正先生は「空想癖のある人間が書くという感じではなく、非常にリアリティのある内容」とコメント。
と、作者の側から呼びかけたのでした。
それからまもなくして、犬神明を名乗る男(47歳・引きこもり歴6年・体重100kg)が現れることになります。