見出し画像

エル・カンターレのタイピング能力に関する情報

※この記事は12月9日に更新しました。「11月分の記事」の更新が遅れてしまい、大変申し訳ございません。


前置き

少し前に似たような話をしたばかりなのに、また「幸福の科学」の話になってしまって、本当に申し訳ありません。

最近、「大川隆法さんが小学生の息子に見せたのは『ウルトラマンG』」といった、クソしょうもないことも確認していて……。
今回の記事も、「大川隆法さんはタイピングも速かった」という微妙な情報に関する検証というか、整理というか、そんな感じです。

 

今日の話題

てことで、11月30日発売の『ザ・リバティ』の話になります。

『ザ・リバティ』2024年1月号(幸福の科学出版)

これに「アナログ最強説」という記事が載っていました。

要するに「パソコンはダメ。手書き最強」みたいな話で、

タイピングでは頭脳に負荷がかかって思考を妨げられるから、手書きが良いそうです。

 

「エル・カンターレ=デジタル音痴」説

なぜ『リバティ』がこんな記事を載せるのかというと、例の本が遠因になっているのかも知れません。

大川隆法さんの長男・大川宏洋さんは、2017年に「幸福の科学」を退職。
教団とは対立関係にあり、この本は2023年9月に出版されました。

その中に、こういう記述がありまして……。

「隆法は今どき珍しいくらいのデジタル音痴だった」
パソコンは使えないし、スマートフォンも持っていなかった。部下への指示は、『手書きのメモを渡す』という江戸時代みたいな方法でやっていた」

だから、現在の若者の生活が分からず、「幸福の科学」は時代遅れになった……みたいなことを、宏洋さんは主張しています。

 

「スマートフォンを置いて本を読もう」

さらに、宏洋さんはこう述べます。

「隆法は(中略)自分の弱点を適当な理屈で正当化することが多い」
「だから自分のデジタル音痴についても、『スマートフォンを置いて本を読もう』みたいなことを言い出す」

確かに、総裁は「スマホを置いて本を読もう」みたいな主張でした。

子供向け宗教教育小冊子『ヘルメス・エンゼルズ』2021年7月号

(個人的には、悪い本もあれば、良質なサイトもあるわけで、「本かネットか」でどちらかに絞る必要もないと思いますけど)

 

「幸福の科学」の教え

ネット地獄

その辺、宏洋さんが言うような「デジタル音痴を正当化する目的」でやっているのかは知りませんが……。

幸福の科学では、「スマホ」「AI」「ネット」といったデジタルなものに否定的な傾向はあります。

『ザ・リバティ』2023年9月号
『ザ・リバティ』2023年3月号

地獄には、性に溺れた人が堕ちる「血の池地獄」とか、戦争ばかりの人が堕ちる「阿修羅地獄」とかがあるところ、

『ヘルメス・エンゼルズ』2023年6月号

最近では、ネットで悪口を書いた人が堕ちる「ネット地獄」ができたというのが、「幸福の科学」の教義です。

 

スマホで頭が溶ける

最近の「幸福の科学」の雑誌では、「スマホで頭が“溶けて”いく」という特集も。

『ザ・リバティ』2023年7月号

アルコールが肝臓をおかし、タバコが肺をおかすように、スマホは脳をおかすそうです。

『ザ・リバティ』2023年7月号

ここから先は

4,428字 / 20画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?