『ティアムーン帝国物語』がアニメ化したので、少しだけ「悪役令嬢モノ」の話
前置き
秋アニメが始まりました。
まだあまりチェックできていないのですが、とりあえず『ミギとダリ』の映像化とか面白かったです。
そして、今期の悪役令嬢系アニメとしては、『私の推しは悪役令嬢』や『ティアムーン帝国物語』が始まってます。
『ティアムーン帝国物語』の概要
『ティアムーン帝国物語』の原作は、「小説家になろう」のラノベ。
「パンがなければ肉を食べればいいじゃない」とか言っていた主人公が、革命でギロチン死。
8年前にタイムリープして、今度は処刑されないように運命を変える……という感じのアレです。
人気投票4位のギロチン
アニメ版でも、ちょくちょく手足の生えたギロチンが登場しています。
この破滅を擬人化したギロチンは、原作小説というより、コミカライズ版で人気が出た感じなのですが……。
このギロチン、原作小説の「第1回キャラクター人気投票」でも4位に入っていたりします。
そんなこんなで、(ネタ枠とはいえ)人気のあるギロちんが、アニメ版でも優遇されておりました。
本日の話題
悪役令嬢モノの先行作品としては、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』(はめふら)が有名です。
同じジャンルの作品なので、『ティアムーン帝国物語』を見ていて、『はめふら』を連想することがあるかも知れません。
実際、『ティアムーン帝国物語』の方が後発で、フォーマットの近い作品ではあります。
ただ、こういうフォーマットの作品は『はめふら』が元祖というわけでもなくて、『はめふら』も『ティアムーン帝国物語』も「同じジャンルで時期の違う作品」みたいな見方もできると思います。
……みたいな話を、少しだけ書かせてください。
はめふら以前の、なろう悪役令嬢モノ
『はめふら』と『ティアムーン』の時期
「小説家になろう」で、単純に作品タイトルに「悪役令嬢」を含む連載の数を検索すると、次のような推移になります。
削除された作品もあれば、タイトルに「悪役令嬢」とない作品もあるので、参考程度ですが……。
おおざっぱに、2014年ごろから流行りだして、2018年前後に大きく増えた、みたいな傾向は見られると思います。
その2014年に始まったのが『はめふら』で、2018年に始まったのが『ティアムーン帝国物語』となります。
雑に言えば、
『はめふら』は、悪役令嬢 黎明期の作品
『ティアムーン帝国物語』は、悪役令嬢 戦国期の作品
みたいな感じでしょうか。
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