幸福の科学の「福音書のヨハネの霊言」について色々と気になること
「幸福の科学」のキリスト教批判
キリスト教では、イエスは磔になって3日後に復活したとされます。
しかし、「幸福の科学」では、その肉体の復活を否定。
会員の子供にも、こんな風に教えられました。
と、少なくとも 2003年の『黄金の法』の映画までは、そう教えていました。
教義変更
しかし、2010年4月。
「幸福の科学」の教義に、「イエスを生き返らせた宇宙人」が登場。
以後は、イエスはベガ星人が治療したとされます。
と、「主エル・カンターレの力による大いなる奇跡」だったのが、「ベガ星人の治療光線」に変わったのでした。
「ヨハネ」の霊言
さて、今日の本題。
2014年の「福音書のヨハネ」の霊言です。
冒頭からこんな感じで、
当たり前のように、『ヨハネによる福音書』の著者 = 使徒ヨハネということで話が進みます。
※著者と使徒について
宗教上はともかく、歴史的には『ヨハネによる福音書』を書いたのは、使徒ヨハネではないと思われます。
しかし、大川隆法総裁としては、「『ヨハネによる福音書』の著者 = 使徒ヨハネ」は当たり前のようです。
呼び出された「福音書のヨハネ」は、当然のように使徒ヨハネとして喋り出し、そのことに何の説明もありませんでした。
※この件については、こういったユーザーレビューもありました。
余談
大川隆法総裁は、この霊言本の「まえがき」に、こんなことも書いています。
と、大川隆法総裁は、『トマスによる福音書』も使徒トマスが書いたと信じているみたいです。
しかし、内容・時期的にトマスが書いたとは考え難いですし、正統派からすれば異端的な文書なので、「十二弟子が書いたのに、なぜか認められていない」という疑問を抱くところでもないと思います。
……そんな感じで、わりと「まえがき」だけで不安になれる本でした。
以下、その「ヨハネ」の霊言の内容を見ていきます。
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