ジャンプの「キャッチフレーズグランプリ」
キャッチフレーズグランプリ
かつて、『週刊少年ジャンプ』が「キャッチフレーズグランプリ」というのを開催していました。
ジャンプの連載漫画にふさわしい「キャッチフレーズ」を公募。
その結果は、「入選したコピーにあわせた各先生の描きおろし」と一緒に発表されます。
たとえば、第1回目のグランプリは、こんな感じでした。
「悪党の悲鳴など だれにも聞こえない…」
と、グランプリ作品は3つ折りのピンナップみたいな形で発表されました。
補足:悪党の悲鳴など聞こえない
『北斗の拳』の主人公・ケンシロウは、だいたい次の画像のようなキャラで、世が世なら快楽殺人鬼みたいなヤツでした。
悪党の悲鳴などだれにも聞こえない…。
結果発表号の一覧
「キャッチフレーズグランプリ」は、基本的には1984年~1997年に開かれました。
整理すると、次のような感じです。
過去の「キャッチフレーズグランプリ」は、たぶんこの14回かと存じます。
(抜けがあったら申し訳ありません)
それ以外に、作品ごとの企画とかもありました。
※こちらは、1978年の「読者がつくったジャンプキャッチフレーズ」という企画。「人間なら 一度は読もう 少年ジャンプ」などが選ばれていました。
グランプリ作品まとめ
各回のグランプリ作品をまとめてみると、次のような感じです。
該当時期にジャンプ読者だったら、なんとなく記憶にあったりするのではないかなと思います。
(ネット上では、あまり言及されてないみたいですけど……)
以下、この「キャッチフレーズグランプリ」の思い出を少し書かせていただきます。
キン肉マンの素顔が公開される!!
1984年の、第1回目のこと。
神奈川県の読者が応募した「だれも知らないマスクの下にかすかにほほえむ顔がある!」という『キン肉マン』のキャッチフレーズが、「センセーショナル特別賞」というのを受賞しました。
この応募フレーズを受けてゆでたまご先生が描きおろしたイラストは、すぐに公開されませんでした。
「仮面を脱ぎコスチュームも一新されたキン肉マンのイラストはすでに完成された!!」
「その素顔をNo.35で公開!!」
と、2か月後くらいにキン肉マンの「素顔」を公開するという大々的なアオリが入ったのです。
『キン肉マン』は当時の子どもたちに大ヒットしていた人気作ですが、主人公は、常にブサイクなマスクを着用。
その素顔は、読者にも明かされていませんでした。
いったい、キン肉マンは本当はどんな素顔をしているのか……。
全国1億人の肉ファンが、35号の発売を待ちました。
そして、私たちが見たものは……!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?