官能小説『地下室の姉の七日間』、2018年版『キャプテン翼』などの改変部分の紹介
5月24日~5月31日まで毎日更新します。
現代版『キャプテン翼』
『キャプテン翼』は、4回ほどテレビアニメ化されています。
1983年からの全128話。
1994年からの全47話。
2001年からの全52話。
2018年からの全52話。
一番最近のものは、2018年4月~2019年4月。
放送時間帯が深夜1時35分からでした。
深夜に4クールも放送する『キャプテン翼』ということで、だれがターゲットなのか謎でした。
『うしおととら』や『封神演義』のノリで、大人向けの懐かし作品枠だったのでしょうか?
よく分かりませんが、はじめて『キャプ翼』に触れる子供も、ターゲットに入っていたような気はします。
というのも、原作が80年代の漫画なのに、2018年のアニメは時代設定が現代に変更されていたのですよね。
なので、この深夜アニメでは、『キャプテン翼』の登場人物たちが普通にスマホやタブレットを使います。
たとえば、ロベルトが若林くんの屋敷に不法侵入したシーン。
と、原作ではサッと流したところですが……。
2018年のアニメでは、ここで三上コーチがスマホを取り出して通報しようとします。
三上「あやしいやつだ、警察に」
40年前の作品を現代的に改変したら、ロベルトが通報される世の中になっていたということで、深夜視聴者のオッサンたちはここで大爆笑でした。
そんな感じで、制作側には、とりあえずスマホを使っていれば現代っぽくなるという意識があったらしく、日向くんですらスマホでタッチしてコーラを購入します。
(似合わない)
貧乏そうな岬くんもスマホを所持しており、
転校する前の友達にメールを送っている描写が追加されました。
しかし、その後、再び転校していった岬くんから3年間何の連絡もないというストーリーは原作どおりでした。
原作は昭和なので、転校した友達が音信不通になっても違和感はなかったのですが……。
岬くんをスマホ持ちに変更したアニメだと、岬くんが何年もメールすら送らなかった理由が完全な謎になってしまいました。
そんな感じで、ストーリーそのままで現代の設定にしたら、若干わけのわからん感じになったのでした。
その他の変更点
あと、日向くんの貧困設定は80年代のノリで押し通したのですが、吉良監督の酔っぱらい設定は消えました。
原作
2018年版
と、アニメの吉良監督は、いつもお茶を飲んでる男に改変。
酒瓶のかわりにきゅうすです。
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