ちゆ12歳の麻雀入門・その8(重要な役)
(このページには、特に小ネタはありません。すでに麻雀のルールをご存知の方には、読む価値のないページです)
ポンやチーに行くとき、アテにする「役」は、だいたい5つです。
『役牌』
『タンヤオ』
『清一色(チンイツ)』
『混一色(ホンイツ)』
『対々和(トイトイ)』
役牌(やくはい)/飜牌(ファンパイ)
アガリ形の「4つのメンツ」の中に、
こういうのが含まれる場合は、「役牌」という役になります。
たとえば、この形。
パイパンの3枚セットがあるので、「役牌」が確定しています。
東南西北
実は、「白・發・中」だけではなくて……。
「東・南・西・北」の牌も、「役牌」になることがあります。
たとえば、さっきの場面だと……。
画面を見ると、「東2局」で、自分が「南」なのですが……。
この場合は、 次の牌も「役牌」になります。
このときは、「東」の3枚セットとか、「南」の3枚セットを持っていれば、役が付いてアガれるし、点数ももらえます。
(その場合、「西」の3枚セット、「北」の3枚セットは持っていても役にならないということで、注意が必要です)
そんな感じで、そのときの「場」と、自分の方角で、役牌になる牌が変わることになります。
南3局で、自分が北なら、「南」と「北」が役牌
東1局で、自分が西なら、「東」と「西」が役牌
少しややこしいですが、手牌に「東南西北」があったら、それが「役牌」になるのかどうか、分かることが大事です。
タンヤオ
「タンヤオ」という役があります。
「4つのメンツと1つのアタマ」(または七対子)が、すべて2~8の牌でできていると、タンヤオになります。
たとえば、こういうのが「タンヤオ」です。
とにかく、2~8だけで全部作れば、タンヤオという役になります。
(「東南西北」「白發中」「19牌」が1枚でも入っていたらダメです)
喰いタン
ただし、タンヤオについては、ルールに地域差みたいなものがあります。
場所によっては、「鳴くとリーチできない」みたいな感じで、「鳴いたときはタンヤオは無効」というルールになっていることがあるのです。
鳴いたタンヤオのことを、食いタン(くいたん)というのですが、
「食いタンあり」といわれたら、鳴いたタンヤオもOK
「食いタンなし」だったら、鳴いたタンヤオは無効です
天鳳の場合
たとえば、「天鳳」というネット麻雀だと、このルールは選択制になっています。
「天鳳」で麻雀をする場合、次のような画面から、どんなルールで遊びたいかを選ぶことができるのですが……。
「喰断ナシ」というのが、鳴きタンヤオ無効。
「喰断アリ」「喰アリ」っていうのが、鳴いたタンヤオもアリ。
ちなみに、
「赤」と書いてあるのが、赤ドラあり。
「速」と書いてあるのが、思考の制限時間短め。
「三」と書いてあるのが、三人麻雀です。
(たとえば、「喰アリ赤」の「東南戦」を選ぶと、鳴きタンヤオOK、赤ドラあり、四人麻雀、東南戦というルールで遊ぶことになります)
天鳳の場合・その2
と、一見、色々選べるように見えるのですが、実は、人気のあるルールは決まっています。
この数字が、集まっている人数を表しています。
「3:572」なら、572卓が進行中で、3人がゲームが始まるのを待っている……みたいな意味です。
この数字が少ないルールでは、遊ぼうとしても、人が集まらなくて、なかなかゲームが始まりません。
結局、天鳳の場合は、「喰いタンあり」「赤ドラあり」しか選択肢がない感じです。
選ぶのは、「制限時間短めの東風戦」か、「制限時間普通の東南戦」か、どちらかという感じです。
清一色(チンイツ)
次のようなアガリだと、「清一色(チンイツ)」という役が付きます。
「4つのメンツと1つのアタマ」(または七対子)を、ぜんぶ同じ色で作るだけでOKです。
これだけで「役」が5つぶんというあつかいになって、アガると8000点くらいもらえます。
(とにかく、すごい高得点の役です)
メンチン
まったく鳴かずにチンイツを作ることを、専門用語でメンチンと言います。
(「メンゼンのチンイツ」の略)
『打姫オバカミーコ』という漫画を読むと……。
などとレクチャーされているのですが、実際、メンチンは難しいです。
たとえば、こんな感じの手牌になるのですが……。
これ、何が来たらアガリになるのか、全部わかるでしょうか?
実は、つい最近(3月27日)、麻雀プロがこの手牌から自分のアガリを見落とすという「事件」があって、麻雀ファンの間で話題になりました。
また、2018年にも麻雀プロがメンチンでミスった「事件」がありました。
麻雀プロの「うっかりミス」は多いのですが、普通の凡ミスは愛嬌で許されても、メンチンのミスは厳しく批判される傾向があります。
多くのファンは、麻雀のプロには、メンチンの判断が素早く完璧であることを望んでいるという印象です。
(麻雀という競技では、プロと素人の差があまりないので、そういうところでプロらしさを見せてほしいというのは分かる気もします)
ネット麻雀の場合は、アガれる牌が出たときは、自動的に「ツモ」や「ロン」のボタンが光るので、アガリの見逃しはありません。
ただ、メンチンの過程で、何を切ったらいいのか分からなくなることはあると思います。
(あ、先ほどの手牌は、6・8・9ソー待ちです)
混一色(ホンイツ)
話を戻して……。
次のようなアガリだと、「混一色(ホンイツ)」という役が付きます。
チンイツに似ていますが、
が混ざっていると、ホンイツになります。
チンイツよりは簡単に作れますが、その分、点数は安くなります。
(鳴いたホンイツだと、「役ふたつぶん」のあつかいで、2000点くらい)
(「字牌」や「ドラ」が複合すると高得点になります)
対々和(トイトイ)
次のようなアガリだと、「対々和(トイトイ)」という役が付きます。
つまり、「同じ牌の3枚セット」だけで構成すればOKです。
(「123」「567」みたいな連番が混ざるとダメ)
(鳴いたトイトイだけだと、「役ふたつぶん」で、2600点くらい)
(「字牌」が一組あれば5200点、二組あれば8000点という感じで、「字牌」が複合すると高得点になります)
鳴きについて
そんな感じで、「ポン」や「チー」のボタンが光ったとき。
とりあえず、「役牌」「タンヤオ」「チンイツ」「ホンイツ」「トイトイ」のどれかが作れそうだったら、鳴いても良いかなと思います。
とにかく、初心者にありがちなのは、ボタンを適当に押しちゃって、「4つのメンツと1つのアタマ」は完成したのに、役がなくてアガれないというパターンです。
「カン」について
「ポン」と「チー」のほかに、「カン」という鳴きがあります。
たとえば、
このように、すでに3枚組がそろっている牌を、
4枚組にする鳴きを、「カン」といいます。
カンのメリット
「ポン」や「チー」をするメリットは、他人の牌を使って、自分の手を進められることです。
一方、「カン」をしても、完成メンツの数は増えません。
基本的に、「カン」で手が早くなるわけではありません。
ポンやチーとは、鳴く目的が違うのです。
カンのメリットは、「ツモが1回増える」「アガれたときの点数が増える」という感じです。
(ただし、他人がアガった場合の点数も増えることがあるので、注意が必要です)
カンは難しい
初心者だと、「カン」というボタンが光ると、つい押してみたくなってしまいます。
しかし、むやみに「カン」はしない方が良いです。
基本的には、「カン」をするのは、自分のリーチが近いときだけ。
また、「自分がチーもポンもしていないときに、他人の捨て牌をカン」というのは、やってはいけません。
って、最初のうちは、その辺りの判断が全然分からないのですよね……。
これについては、ある程度慣れないと、難しいかなと思います。
あと1ページだけ続きを書きます。それでこのシリーズはラストにして、普通の更新に戻ります、ごめんなさい
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ちゆ12歳のオタク日記
芸歴20年、ネットアイドルちゆ12歳のエッセイです。サイトやツイッターに書けないこと、読んだ漫画のレビュー、アニメの感想、最近思ったこと、…
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