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最近の『花とゆめ』における「バブみ」について

雑な前置き

2022年7月から『花とゆめ』で連載している、『春の嵐とモンスター』が好きです。

『花とゆめ』2022年15号

前作『なまいきざかり。』がヒットしたミユキ蜜蜂先生の新作で、義理の姉と弟の少女漫画となります。


よく考えずにクッソ適当なことを言ってみますと、少女漫画のヒーローに「王子系 → オレサマ系 → メンタルこじらせ系」みたいな流れがあるかも知れません。
(いや、そんな1本の流れじゃないですし、今だってスパダリは人気ですし、「メンタルこじらせ系」が妥当な表現なのかもアレなんですけど)

たとえば、『花とゆめ』で人気のある最近の連載だと……。

『顔だけじゃ好きになりません』(花とゆめ 2020年16号)
『多聞くん今どっち!?』(花とゆめ 2022年13号)

みたいな感じで、この辺のイケメン、「やさしくて完璧な王子様」「強引に愛してくる俺様」などと少し違って、そんなに自分に自信がないタイプとなっております。

『春の嵐とモンスター』も、私としてはいまのところ、そういう流れをくむ作品の最新バージョン(のやや特殊なパターン)みたいな印象で見ております。

(こじらせてるというか幼い感じで、そのわりにヤンキーや俺様的なキャラでもあって、ヒロインも内向的で社交性のないタイプで……と、かなり複雑な感じになっています)

そいで、その作中で、

『花とゆめ』2023年1号

と、JKの姉が義弟の赤ちゃん感に「バブみ」を感じている場面が何回か出てきます。

てことで、こういう形で少女漫画にも見るようになった「バブみ」という言葉について、ちょっと書いてみようかな……と思います。

(いちおう、つい最近の『花とゆめ』からの話題ではあるのですが、内容としてはそんな今さらエントリにするような話でもなくて、特に新規性もない軽い記事です。ごめんなさい)

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