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『かがみの孤城』が映画になるので、1ミリも関係ない小池一夫先生の『鏡の城』の話をする

『かがみの孤城』

『かがみの孤城』は、2017年に出た小説です。

書店員が「お客様にも薦めたい本」に投票するアレを2018年に受賞して、160万部ほど売れた本。

12月23日から、劇場アニメが公開されるそうです。

12/11放送『ZIP! 冬休みに泣ける!話題作大解剖SP』

『君の名は』や『すずめの戸締まり』などと同様、声の出演には芸能人が多いようです。

※『かがみの孤城』の声優陣は、當真あみ(俳優)、北村匠海(俳優)、吉柳咲良(女優)、板垣李光人(俳優)、横溝菜帆(女優)、麻生久美子(女優)、宮﨑あおい(女優)、芦田愛菜(女優)、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、滝沢カレン(モデル)など。

主要キャストで本職の声優は、梶裕貴さんと高山みなみさんくらいで……。

予告映像では、このメガネのガキがコナンみたいな声で自己紹介していました。

もちろん完全にコナンの声ではないのですが、ある程度コナンっぽい声を求められてのキャスティングに応じた感じ(?)なのでしょうか。

コナンといえば、『かがみの孤城』にもミステリ要素はあるのですが、登場人物たちはそれに気づかなかったの? みたいなところもあって、基本的にはミステリよりも大人から子供まで響く説教がウリのようです。

なお、原作小説のタイトルについては、

当初は『かがみの城』というタイトルを想定していたが、担当編集者が提案した「敵に囲まれて身動きがとれなくなっている城」という意味の“孤城”をつけたという。

ORICON NEWS

という話もありました。

 

『鏡の城』

さて、今日はそんな『かがみの孤城』とはまったく関係ないのですが、小池一夫先生原作の『鏡の城』という漫画が個人的に好きなので、その紹介をさせてください。

『鏡の城』は、『別冊まんが王』1971年冬季号に掲載された読切。
(たぶん単行本に収録されたことはない? と思いますが、よく分かりません)

160円

作画は、『柔道一直線』などの斎藤ゆずる先生が担当。
さいとうプロダクション出身の方で、さいとうたかを先生の弟子筋となります。

この冒頭ページにも、たかを感はあると思います。

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