『最高の人生~』系の邦題について
たいへん紛らわしいことに、
『最高の人生の見つけ方』
『最高の人生のはじめ方』
『最高の人生のつくり方』
『最高の人生の描き方』
『最高の人生』
といった邦題の映画があります。
続編とかではなく、どれも別の映画です。
たぶん、有名な映画と混同されるのを当て込んだ邦題と思われます。
出発点
すべてのはじまりは『最高の人生の見つけ方』だと思われます。
原題は『The Bucket List』。
そのまま訳すと『棺桶リスト』『死ぬまでにしたいことリスト』みたいな感じですが、邦題は『最高の人生の見つけ方』でした。
ともあれ、『最高の人生の見つけ方』は、余命宣告された2人の老人が「Bucket List」の旅に出る物語。
人気の高い映画で、日本では吉永小百合&天海祐希のリメイク版も作られました。
その人気にあやかって、色々な映画に似たような邦題が付けられたようです。
ロブ・ライナー系
この3作には、いちおう「ロブ・ライナー監督による、老人の感動ドラマ」みたいな共通点があります。
『最高の人生の見つけ方』が人気なので、近い系統の映画をシリーズっぽくしちゃった、みたいな感じでしょうか?
このロゴとパッケージは、寄せすぎだと思いますが……。
ロブ・ライナーの『最高の人生』シリーズと見なすなら、セガールの『沈黙』シリーズみたいなものと言えなくもないです。
モーガン・フリーマン系
こちらは、モーガン・フリーマン出演というのが共通点。
(『最高の人生のはじめ方』はロブ・ライナー&モーガン・フリーマン)
『最高の人生の見つけ方』が人気なので、モーガン・フリーマンの映画なら似たような邦題で出しちゃえって感じでしょうか。
同じ俳優というだけで、内容と邦題が合っていないものもあります。
関係ない系
この辺は、さほど共通点もないようです。
いちおう、「老人が出る感動ドラマ」くらいの類似性?
オリジナルな邦題で出すより、人気映画と似た邦題にした方が見てもらえるのでしょうか。
あと、2012年の『BARELY LEGAL』という映画も、そのまま訳すと『ギリ合法』みたいなタイトルですが、
『プリティ・ヴァージン 最高の喪失のしかた』という邦題になっています。
※以上、こちらの記事の補足でした。
ここから先は
ちゆ12歳のオタク日記
芸歴20年、ネットアイドルちゆ12歳のエッセイです。サイトやツイッターに書けないこと、読んだ漫画のレビュー、アニメの感想、最近思ったこと、…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?